2024年3月25日(月曜日)。CadNav.comからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ、"Porsche 911 GT2 RS"を、"Blender"と"Metasequoia"と"PoseRay"で加工・データ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"cadnav.com_model_G0405A026.zip"、そのファイルサイズは25.6MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットはページで案内の通りblendフォーマットデータでした。マッピング用画像は同梱されていません。テクスチャ画像ファイルが使われていないのか、あるいはblendフォーマットデータに内蔵されているか、どちらかでしょう。
そのblendフォーマットデータを"Blender"で読み込みました。
最初の画面。
最初に、このままの状態で、objフォーマットでデータをエクスポートしました。
materialを確認したら、いくつかのmaterialにマッピング用の画像が適用されています。そこで、内蔵されている画像ファイルを一括して外部にファイル出力しました。
出力されたテクスチャ画像ファイルの一覧。
何故かランボルギーニのロゴまで入っています。最終的に各materialを確認したところ、ランボルギーニのロゴを含め何点か使われていないものがありました。
エクスポートしたobjフォーマットデータとテクスチャ画像ファイルを同じフォルダに置いて、これを"PoseRay"で読み込みました。
そのプレビュー画面。
読み込み時にエラーなどはありませんでした。
各materialのambient値や反射の値などを細かく調整しました。
ライセンスプレートはモデリングされていませんでしたので、手持ちの部品オブジェクトから次のものを追加しました。
内蔵されていたテクスチャ画像データの中から、次のデータを加工して、各種ロゴオブジェクトを"Metasequoia"を使って作成しました。
ステアリングホイールの中央にあったオブジェクトを"Metasequoia"で切り出し、ロゴをマッピングしました。
これをボンネット先端と、ステアリングホイール中央に配置。
画像の中のテキストを加工して、ホイールのセンターキャップを作成しました。
画像の中のテキストを加工して、ドア前側下部に配置するテキストロゴを作成しました。
これらの作業の後、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(2000*1500)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Porsche 911 GT2 RS"を、"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことができる様になりました。
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