2017年11月16日(木曜日)。Archive3D.netからダウンロードしたスクーターの3Dモデリングデータ"Scooter Rodin Design N041017"を"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"fd7800add3693338b9d2f39334cf4967.zip"、そのファイルサイズは57.4MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは、ページの説明にあるgsmと3dsの他にobjも含まれていました。
私のアプリ環境で使えるのは、3dsとobjです。
まず、おまけのobjフォーマットデータを"PoseRay"で読み込んでみました。
その最初のプレビュー画面。
車体の主要部分のモデリングデータはきちんと存在しているのですが、materialのtransparencyが100の値になっているために透明で見えないという状態です。
3dsフォーマットの方を読み込んでみました。
その最初のプレビュー画面。
こちらは、形状的にもmaterialなどの指定にも問題は無さそうです。
ただ読み込み時に1件だけエラーが出ました。
Material (Plastic): Map Dirt bl1.jpg not found. Use search tool in materials tab.
マッピングに指定されているテクスチャ画像ファイル"Dirt bl1.jpg"が見つからないというエラーです。確かにフォルダーを探しても"Dirt bl1.jpg"というファイルは見あたりません。このマッピングはbumpマップで、対になるpigmentマップで使われるファイルは"Dirt bl.jpg"です。これと良く似た名前の"Dirt_map.jpg"というファイツが見つかりました。これを適用したところ、瑕疵のない画像が生成されたようです。
修正を終えて、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"PoseRay"から"POV-Ray"へエクスポートして、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせをしました。
その画像。
ここでのグリッドは0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これでこの"Scooter Rodin Design N041017"を"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込む事が出来るようになりました。
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