2018年3月3日(土曜日)。やっと今年のヨット初乗りです。
正月の2日、3日は天気が思わしくなかったこともあって、志賀ヨットクラブには出かけられませんでした。その後、1月中旬に足掛け11日、2月中旬にも足掛け11日と栂池高原へスキーに出かけたこともあって、琵琶湖へ出かける機会がありませんでした。今年の冬は寒さと雪で琵琶湖でのセーリングはちょっと無理だったということもありますが。
2月のスキーから帰ってきての数日は風邪気味で体調を崩したので、3月になって暖かい日差しが戻ってきたところで、やっと琵琶湖へ出かけようということになりました。昨日、志賀ヨットクラブへ電話して、スターンパルビット(右舷)とライフラインの修理が済んだことも確認しました。
天気予報では、今日から明日にかけて桜の咲く頃の陽気になりそうだとのことです。
今朝のYahoo!天気から琵琶湖のピンポイント天気。
朝は0度の冷え込みですが、午後の最高気温は16度の予報です。
この琵琶湖の予報は、琵琶湖南湖(大津市)のもので、大津市の北部で北の高島市に近い志賀ヨットクラブあたりでは最高気温は多分これより2度位低めなのではと思われます。
今朝の志賀ヨットクラブのライブカメラで見た琵琶湖岸の様子。
天気は良さそうですが、風が無く穏やかすぎるのがちょっと気になります。
JR尼崎駅を8時37分の近江今津行の新快速に乗り継げるように家を出てJR塚口駅へ向かいました。
土曜日の朝8時台ですから、電車は空いています。近江今津行の新快速は4分ほど遅れていました。
大阪駅で多くの乗客が下車して、楽々の二人掛けです。
新快速の遅れが影響して、和邇駅到着も4分遅れの9時51分。
志賀ヨットクラブへ向けて農道沿いを歩きます。
10時、比良の山並み。
稜線の雪は琵琶湖バレースキー場辺り。
10時7分、農道沿いのサンシュユの花。綻んでいます。
土筆。
ロウバイ。
10時10分、志賀ヨットクラブに到着。
早速、セーリングの準備。
前回のセーリング(昨年12月15日)の時に、セーリング後上架して後始末中に燃料ホースを外して仕舞おうとして船外機側ホース接続部のバルブがばらばらになってボールなどが失われているのに気が付きました。このホースの接続部分を交換してもらったのですが、今朝そのホースを接続しようとしてもどうしても挿入できないので困ってしまいました。スタッフの塩澤さんに見てもらったところ、前回壊れてばらばらになった接続部のゴム製のパッキング部分が船外機側のノズルの突起部にはまり込んだままであると分かりました。押し込もうとしてもそれが邪魔で入らなかったのです。全く気が付きませんでした。
スタッフの塩澤さんが簡単に指で引き抜いて一件落着。乗船する度に何度となく抜き差しいているのに、細かいところがどうなっているのかまるで見ていないことに気が付き、自分のことながら呆れました。
こんなことがあって、さて下架して船外機を起動しようとしました。セルモーターのスイッチを押すのですが、モーターが動く気配がまるでありません。バッテリーは下架前に接続を完了しています。キャビン室内灯などをオン・オフして通電を確認しました。
バッテリー圧は低下しているものの、セルモーターが動かないと言うほどでは無さそうです。またまた、スタッフの塩澤さんにお願いして、ヒューズのチェック、テスターでの通電チェック等を一通り行ってもらいましたが、セルモーターが動かない原因が分かりません。取り敢えず今回はスターターロープを引いて起動することにしました。これは、すんなり起動。
今日は、年の最初の恒例の行事として、白髭神社参りを行います。滅多に長時間の船外機稼働をすることはないので、バッテリーの充電にもなります。片道1時間半弱の機走の後、帰りは風の条件が良ければセーリング行い16時帰港の予定で出かけます。
11時25分、出港。
11時28分、修理の出来たスターンパルピット(右舷)。
曲がったものを直すのは難しいということで、正常な左舷側をモデルにして右舷側のものを新しく作ったそうです。
右舷側ライフラインも新しくなったようです。
11時30分、沖から見た比良の山並み。
中央の2つのピークの間が琵琶湖バレースキー場です。
機走しながらお湯を沸かして昼食の準備をはじめました。
11時45分、カニ雑炊とカップヌードルを作りました。
カニ雑炊。
カップヌードル。
カップヌードルを交代で食べようと、ティラーを受け渡しする時に半分ほどテーブルに零してしまいました。残念。寒い時には熱いスープが美味しいのです。
12時頃のキャビン内の気温が13度。日差しがあるので、急に暖かくなりました。
12時7分、近江舞子沖。
12時38分、白髭神社に接近中。沖の鳥居が見えてきました。
12時49分、鳥居の沖合に到着。
湖中の鳥居を通して拝殿に手を合わせました。
これでUターン。
岸から離れるように南東へ向かってから、セールを揚げる準備にかかりました。
13時、セーリング開始。
朝出かける時に90%セルフタッキングジブをセットしています。
弱い東の風です。ポートタックのリーチングで南下します。
13時5分、リーチングで南下。
13時20分、上空に薄っすらと雲が広がり始め、太陽の周りに日暈が見えました。
風が弱まってきたので、90%セルフタッキングジブを110%レギュラージブに交換しました。
13時37分、なんとかジブが風を捉えています。
しかし、この弱い風もやっと1時間保っただけです。セーリングを開始して1時間で進んだのは3.5kmほど。
14時7分、無風、ベタ凪。
この後、30分ほど粘ってセーリングを続けてみましたが風は全く戻らず、諦めて機走で帰ることにしました。
ジブ、メインともに降ろし、船外機を起動しました。最初はセルで起動しようとしましたが、今朝と全く同じでスイッチを押しても何の反応もありません。スターターロープで起動。
14時45分、機走で帰港。
志賀ヨットクラブ到着まで風は全く無く、ベタ凪が続きました。
15時頃のキャビンの気温11度。薄曇りで日射しが弱くなり気温が下がり始めました。
15時8分、帰港の途中、自撮り。
今日はジャケット2枚重ね。今日からスギ花粉の飛散も急に増えるという予報なのでマスクを付けオーバーサングラスも掛けています。
頭にはキャップの上にヘルメット、膝にはニープロテクター。これ以上は無いと言うほどの完全防備。老眼で視界が狭くなっている上に、反射神経が加齢とともに落ちていますから、ヘルメットには何度も助けられています。ブームにゴツン、マストにゴツン。デッキで横になるときには枕代わりになって頭が痛くありません。ニープロテクターもデッキ作業で膝をつく姿勢を頻繁に取るので必需品です。
15時45分、帰港着桟。
セルモーターは結局動かなかったので、点検・修理を依頼しました。モーターをバラすことになりそうです。
上架後、セルフ・タッキングジブ、レギュラージブの2枚を畳んで後始末。
最後のコクピットカバーを掛ける所まで後始末を終えて、キャビンで温かいお茶(ココアオレ)を淹れて休憩。温かくて甘くて、身体が暖かくなりました。
16時55分、志賀ヨットクラブを後にしました。
和邇駅17時45分発の京都行に乗り、山科駅で乗り換えてウトウトしながら大阪駅まで。阪急梅田から阪急神戸線で塚口まで。帰宅したのは19時20分頃。
今日のセーリングの軌跡。ハンディGPSのトラッキングデータをGoogle Earthで表示。
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久しぶりに湖の上に出ると、やっぱり心持ちが広々伸び伸びして楽しいです。
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