2018年3月6日(火曜日)。Animium.comからダウンロードした魚の3Dモデリングデータ"Amago"を"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
2008年6月に公開されていますから10年も前のデータです。
ダウンロードファイル名は"Amago.rar"、そのファイルサイズは137KB。流石に10年前のデータは小さいですね、単位がキロバイトでした。
アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは3ds、そのファイル"Amago0.3ds"のファイルサイズは142KBでした。
そのデータを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
読み込み時のエラーなどはありません。見た目にも特に問題は無さそうです。
ただ、マッピングされている画像ファイルの解像度が小さいので、大サイズでのレンダリングだとジャギーが目立ってしまいます。その同梱されていたマッピング用画像がこれです。
256×256のサイズです。
"POV-Ray"に持ち込んだ時に、最低でも1600*1200の画像を出力しますので、もう少し解像度の高い画像が欲しいです。
そこで、上の画像ファイルを拡大することにしました。縦横ともに8倍の2048×2048の画像に加工します。
こんな時によく使うソフトが"SmillaEnlarger"というフリーソフトです。
起動時の画面。
これを使うと、拡大してもジャギーが目立たず解像度を上げることが出来ます。
今回の結果は、こんな具合です。
元画像の一部(8倍に表示)。
"SmillaEnlarger"で8倍に解像度を上げたものの一部。
この解像度を上げた画像ファイルをマッピングに用いました。
表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"での最終プレビュー画面。
これを"PoseRay"から"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
エクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは,0.05unit=0.05mです。
このスケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これでこの"Amago"を"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込む事が出来るようになりました。
水中で泳いでいる魚を複数配置する場合に、まっすぐな姿勢の魚だけではリアリティが損なわれます。
そこで尻尾を左右に振った姿勢の魚体のデータも作成することにしました。
上のデータを、"Metasequoia"で読み込んで尻尾を左右に曲げます。
このデータをobjフォーマットでエクスポートし、そのデータを"PoseRay"で"POV-Ray"フォーマットへとデータ変換しました。
その画像。
これらもスケール合わせを行い、"POV-Ray"のincludeファイル化して、オブジェクトライブラリに保存しておきました。これで左右に尻尾を振ったデータも"POV-Ray"の部品として使えます。
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