2018年8月3日(金曜日)。CadNav.comからダウンロードした帆船の3Dモデリングデータ"Sailing Warship"を、"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名が"cadnav-1PP1134S4.rar"、そのファイルサイズは21.4MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは、案内の通りmbとobjの2種類です。私のアプリ環境で使えるのはobjフォーマットで、そのファイル名は"ship.obj"。何と、そのファイルサイズが79.3MBもありました。パーツごとのマッピング用のテクスチャ画像ファイルが45個も同梱されています。
"PoseRay"で"ship.obj"を読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
読み込み時のエラーなどはありません。見た目には形状的な問題は無さそうですが、materialの指定は殆どなされていなくて、一様にグレーです。しかし、細部を点検すると、艤装の各パーツごとにmaterialが細かく区分されていて、そのmaterialの名称の一部が反映されたマッピング用のテクスチャ画像ファイルが存在しましたので、これを手作業で指定しました。UVマッピング情報は、データ内部に残されていましたので、きれいに貼り付けることが出来ました。
モデリングの詳細さは次のとおりです。
マスト・セール周りのロープとブロック等。
下層デッキの内部の積荷・備品まで詳細にモデリングされています。
マッピングの指定作業を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、5unit=5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これでこの"Sailing Warship"を"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことができるようになりました。
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