2018年10月6日(土曜日)。TurboSquid.comからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ"Alfa Romeo Giulia 2016"を"PoseRay"で加工・データ変換して、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
TurboSquid.comでは複数の3Dフォーマットが提供されている場合は、その内から希望のものを選択してダウンロードできます。
今回は、3dsフォーマットを選択してダウンロードしました。
その3dsフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
一見したところ、形状には問題がなさそうです。しかし、外側の殻のモデリングデータしかなく、内部の構造は全くモデリングされていません(モデリングされていたのかもしれませんが、公開されたフリーのデータには存在していません)。
窓のガラスの透明度が高いとインテリアが無いことがバレるので、ガラスの透明度を極端に落として、内部がはっきりとは見えないようにしました。
読み込み時には次のような複数のエラーがありました。
Material (carbon_t): Map carbon_t.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (20720148): Map 20720148.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (Alfa_Rom): Map Alfa_Rom.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (Metal_Al): Map Metal_Al.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (badge): Map badge.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (custom_t): Map custom_t.png not found. Use search tool in materials tab.
Material (41Mrl2UV): Map 41Mrl2UV.jpg not found. Use search tool in materials tab.
7つのmaterialそれぞれにマッピング用のファイルが指定されていますが、そのファイルが見つからないというエラーです。しかし、アップロードされていたのは3Dフォーマットデータファイルだけで、マッピング用のテクスチャ画像ファイルは存在しませんでした。
仕方がないので、手持ちのAlfa Romeoの他の車種に付属しているマッピング用のテクスチャ画像ファイルを使い回すことにしました。
中には、マッピングを削除しても問題にはならないmaterial、あるいは元はマッピングはされていないけれど適当なマッピングを施せば見栄えの良くなるmaterialがありましたので、その辺りは適宜変更しました。
今回使ったのは次のファイルです。
フロントグリルのメッシュ。
カーボン・ファイバー部。
ロゴ。
タイヤ。
ディスクブレーキ。
そして、後部のライセンスプレートはモデリングされていたのですが、テキストが気に入らなかったので、次のWEBで見つけた画像ファイルをマッピングしました。
そのマッピング後の画像。
これをコピーして、フロントにも取り付けました。
これらの加工・修正の後、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これでこの"Alfa Romeo Giulia 2016"を、"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
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