2018年10月7日(日曜日)。Archive3D.netからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ"Car 2012 Volvo XC70 (Traffic) N300718"を"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"2ccd8941f3c0892977446399a8750e63.zip"、そのファイルサイズは6.27MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは、3dsとgsmとobjの3種類でした。
最初に、3dsフォーマットのデータを選択して"PoseRay"で読み込みました。
そのプレビュー画面。
読み込み時のエラーなどはありません。しかし、左前輪のモデリングデータが欠落しているようです。その他の三輪については個々にモデリングされていてmaterialの指定も問題ありません。左後輪のデータをコピーして前輪の位置に置けば完成すると思われます。
3dsフォーマットデータには、このように左前輪の不備があるので、objフォーマットデータをチェックしてみました。
objフォーマットデータを読み込んだところ、読み込みはエラーも無く完了したにもかかわらずプレビュー画面に何も表示されません。
materialを確認してみたところ、32のmaterial全てでPigmentのTranslucencyが100に設定されていて透明で見えない状態になっていました。しかも多くのマッピング用の画像ファイルがあるにもかかわらず、全てのmaterialで全くマッピングの指定がなされていませんでした。ただ、3dsフォーマットデータと違い、左前輪のデータは存在していてポリゴンデータには問題はありません。
修正する手間を考えると、3dsフォーマットのほうが遥かに工数が少なく簡単なので、当初の選択どおり3dsフォーマットデータで作業を続けることにしました。
左後輪をコピーして、左前輪部に追加して、その他はほとんど手直しはありませんでした。
この追加修正を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートして、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Car 2012 Volvo XC70 (Traffic) N300718"を"POV-Rayの部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
JUGEMテーマ:コンピュータ