2018年10月11日(木曜日)。Archive3D.netからダウンロードした船の3Dモデリングデータ"Boat N290918"を、"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"0acaf9e47a49537b02941dc6eaf5f3b7.zip"、そのファイルサイズは3.06MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットはgsmと3dsとobjとmaxの4種類。この内、私のアプリ環境で使えるのは3dsとobjです。
まず3dsフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
読み込み時のエラーなどはありません。
試しにobjフォーマットデータも読み込んでみました。
そのプレビュー画面。
こちらも読み込み時のエラーなどはありません。
このまま手間なしで作業が続けられるので、objフォーマットデータを採ることにしました。
materialを確認すると、船体部分と手摺などのフレーム部分との2つのマッピング画像で細部が表現されていて、モデリングは単純です。しかも水線以下の部分はモデリングされていません。
まあこれでも、ハーバーに係留されているその他大勢の船として埋め草のデータには使えます。
しかし、ちょっと加工して少しだけ見栄えを良くすることにしました。
まず、ガラスの部分が半透明になるように加工します。
船体部分には次の画像がマッピングされています。
この画像ファイルを"GIMP"で加工して、ガラス窓部分とハッチ部分だけを半透明にするTransparencyマップ用の画像を作成しました。
これを使って窓を透明にしました。
最近作成している船用のパーツのオブジェクトからクリートを選択して、この船にも追加することにしました。
その部品のクリート。
バウに1個、スターン両舷に各1個の計3個を"PoseRay"のmerge機能を使って追加しました。
これらの修正・追加の作業を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
スケール合わせ後の画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Boat N290918"を"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことができるようになりました。
JUGEMテーマ:コンピュータ