2018年10月22日(月曜日)。ShareCG.comからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ"1936 Chrysler Airstream C8 Convertible"を、"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
このデータは、今までにも沢山の自動車の3Dモデリングデータを提供されているBirdman(David A. Swan)さんがモデリングされたものです。
ダウンロードファイル名は"Airstream..zip"、このファイルサイズが3.90MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは案内の通り3dsフォーマットでした。
その3dsフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
読み込み時にエラーなどはありませんでした。
しかし、良く見ると形状的にもmaterialにも少し不具合の様に見える部分があります。
透明なガラスであるべきところが不透明なメタルになっていますし、ボンネットの曲面が滑らかではありません。
ポリゴンのgroupが詳細に分割されていて、ガラス部分も、ボンネットの部分も、それだけで独立したgroupになっていましたので、"PoseRay"の機能だけで個々に修正することが可能でした。
ガラス部分のgroupだけ切り出してそのmaterialを透明に指定しました。ボンネと部分のgroupだけにsubdivideを掛けてポリゴンを細かく分割して滑らかにしました。
WEBで"1936 Chrysler Airstream C8 Convertible"の画像を検索して、写真と形状やパーツを比較してみると、タイヤはサイドウォールを白くしたものがありましたので、次のテクスチャ画像をマッピングしました。
次に、サイドミラーとワイパーを追加しました。両方共他の車種から切り出してパーツ化したものです。
更に、ライセンスプレートを追加しました。この車種が1936年式なので、ライセンスのテクスチャ画像も1936年のものをWEBで探してきました。
これらの修正・追加を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"1936 Chrysler Airstream C8 Convertible"を、"POV-Ray"の部品として、何時でもシーンに組み込むことができるようになりました。
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