2018年12月5日(水曜日)。ShareCG.comからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ"33 Pierce Arrow"を"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"SilverArrow1.zip"、そのファイルサイズは4.15MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは案内の通り3dsフォーマットです。
その3dsフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
そのプレビュー画面。
読み込み時にエラーなどはありません。見た目には形状的な問題もmaterial上の問題もなさそうで、このまま"POV-Ray"に持ち込んでも問題なさそうです。
ただ、生産台数の非常に少ない博物館物の車のようですから、公道を走るようなことは考えられないでしょうが、もしそうならワイパーやサイドミラーも必要でしょうし、ライセンスプレートも無くては困ります。そこで、手持ちの部品を追加しました。
ワイパー。
サイドミラー。
ライセンスプレート。
これらの修正・追加の作業を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。その際の比率を求めるのに、この"33 Pierce Arrow"の実際の全長が分かると都合が良いのですが、WEBで探しても見つかりませんでした。しかし1993年"Pierce Silver Arrow"のホイールベースが3530mmであると分かりましたので、それを参考に試行錯誤でスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"33 Pierce Arrow"を"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。