2019年2月10日(日曜日)。Free3D.comからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ"Aston Martin Vantage"を、"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
このページに有るダウンロードボタンをクリックしたところ、実際にはFree3D.comを経由してMediaFire.comの次のページが開きました。
MediaFire.comのこのページにリンクが張られていたのです。
実際にはここからデータをダウンロードしました。
ダウンロードファイル名は"Aston Martin Vantage.rar"、そのファイルサイズは90.9MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは、3ds、c4d、dae、fbx、objの5種類。その内、"PoseRay"で読み込めるのは3dsとobjの2種類。
両方共に試し読みをしてみましたが、3dsの方はmaterialの指定がなされていましたが、objの方はmaterialの指定が全く無い状態でした。
それで、作業の楽な3dsの方を選択。
"PoseRay"で3dsフォーマットデータを読み込んだ最初のプレビュー画面。
読み込み時に3件のエラーがありました。
Material (wheel1): Map wheel.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (dash1): Map dash.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (door1): Map door.jpg not found. Use search tool in materials tab.
3件ともに、マッピング指定されているファイルが見つからないというエラーです。マッピングに使われる画像ファイルが有るサブフォルダにパスが通っていないために起きたエラーです。3dsフォーマットデータのあるフォルダにマッピング用のファイルをコピーして問題は解決しました。
プレビュー画面を詳細に点検すると、細かなパーツ部分でモデリングにも問題が有ることがわかりました。
まず、車体の前後にある"Aston Martin"のロゴの部分です。
ボンネット前部のロゴは問題ないのですが、後部のロゴには一部欠落が有るようです。
上の方が前部のロゴで、これは"PoseRay"の機能の範囲内で少し修正すれば使えそうです。下の方は後部のロゴで、欠落している面があったりするので"PoseRay"だけで修正することは出来ません。
そこで、前部のロゴを修正して、これをコピーして後部のロゴとして使うことにしました。
修正後の前部のロゴはこれ。
その他にも、細かな部分ですが、ホイールのハブのセンターにあるロゴにも不具合を見つけました。
Chromeメッキの線状の部分と、彫り込まれた黒色の部分が別々の位置に離れてしまっています。4輪ともにこの状態です。この部分を個々に修正するのは面倒なので、前部のログのデータをコピーし、縮小・位置変更して使い回すことにしました。
これらの修正を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"PoseRay"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Aston Martin Vantage"を、"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
ついでに、色を赤系に変えたモデルもデータ化しました。ライセンスのテキストも変えてあります。
そのレンダリング画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
同様に、これもスケール合わせとオブジェクトライブラリ化も行いました。
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