2019年3月8日(今曜日)。TurboSquid.comからダウンロードした建物の3Dモデリングデータ、"ParishChurch"を、"Metasequoia"と"PoseRay"で加工・データ変換して、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
TurboSquid.comではダウンロードする際に、複数のフォーマットのデータが有る場合は、任意のフォーマットのデータを選択してダウンロードすることが出来ます。
今回は、objフォーマットのデータを選択しました。
ダウンロードファイル名は"Obj.zip"、そのファイルサイズは59.7MB。アンパックして出来たobjフォーマットデータは"Parish Church Model+.obj"でそのサイズは42.4MBあって結構大きなデータです。この他に複数のマッピング用の画像データが生成されました。
このobjフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
読み込み時に次のような9件のエラーがありました。
Material (LightStoneSmoothShade): Map Brick 005Pale.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (LightStoneSmoothShade_Brick_006Pale.jpg): Map Brick 006Pale.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (LightStoneSmoothShade_NONE): Map Brick 006Pale.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (DarkStoneFlatShade): Map Brick 005Pale.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (DarkStoneFlatShade_Brick_006Pale.jpg): Map Brick 006Pale.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (DarkStoneFlatShade_BrickRedTiled.png): Map BeigeRedTiledGrey.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (ChurchBrickFlateShade): Map Brick 006Pale.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (LightStoneFlatShade): Map Brick 005Pale.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (LightStoneFlatShade_NONE): Map Brick 006Pale.jpg not found. Use search tool in materials tab.
全て、マッピングに指定した画像ファイルが見つからないというエラーです。同名の画像ファイルは見当たりません。指定されたファイル名と存在するファイルの名前とその画像を参考にして、試行錯誤でファイルを割り当て、この9件のエラーは解消しました。
その後で、次のような私流の改造を施しました。
まず、地面に相当する矩形の部分は、データとして使うのには邪魔なので、"Metasequoia"を使って削除しました。
また、ドアが3枚ありますが、これを"Metasequoia"切り出して、そこに次の画像ファイルをマッピングして、木造のドアに仕立てました。
画像ファイル(他の建物で使われていたものを流用)。
その結果。
窓のガラスの部分をステンドグラスにするために、次の画像をマッピングしました。これも他の建物で使われていたものの流用です。
これらの加工・修正・追加を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"の1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その際に、先程の木造のドアの高さを3mとして、大雑把に建物の全高を試算し40数メートルと見当を付けました。"POV-Ray"シーンのデータ内では全高が44.71083 unitになっています。これはモデリングがメートルで行われていると見て間違いなさそうです。そこで、このunit数をメートル数に読み替えることにしました。
スケール合わせ後の画像。
ここでのグリッドは5unit=5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"ParishChurch"を、"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
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