2019年3月9日(土曜日)。琵琶湖でのセーリング。前回が1月19日で2019年の初乗りでしたから、今日は今年2回目。1月、2月はスキーに出かける日数が多いので、どうしてもヨットは間遠になります。
今日の天気。志賀ヨットクラブは大津市和邇北浜にあるのですが、セーリングの行先に沖島を選ぶのが定番なので、湖東の近江八幡市の天気予報を参考にします。
今日の天気図。移動性高気圧に広く覆われ、大きな崩れのない安定した晴れの日。
志賀ヨットクラブのライブカメラで見た7時18分の琵琶湖の様子。
いつものようにJRで湖西線和邇駅まで。
尼崎駅で新快速に乗り換えます。大阪駅で下車する人が多いので、ほぼ間違いなく座れます。今日乗った新快速は野洲行だったので京都で湖西線に乗り換え。(時々、近江今津行(あるいは敦賀行)の新快速に当たると堅田まで一気に行け、所要時間も短縮できます。)
和邇駅に9時32分着。農道を歩いて志賀ヨットクラブへ向かいます。
9時55分、志賀ヨットクラブ。
1艇が出港準備中。シングルハンドで直ぐに出港されました。ビワマス狙いのようです。
私達も出港準備にかかります。まずコクピットのカバーを外そうと船台上の艇に上がりましたが、ブルーのコクピットカバーの裾の所々に杉の花粉が溜まって黄色くなったところがあります。今日の琵琶湖周辺は、スギ花粉の飛散が非常に多い予報なので既にマスクはしているのですが、それを見ただけで花がムズムズしてきました。
艇の準備を終えて着替えをしている間に、艇は下架されて桟橋に舫われました。
今日のセーリングの行先は風次第ですが沖島ということにして、最終帰港予定時刻は16時として出港届を出しました。
10時45分、出港。
10時48分、出港直後の沖島方向。
10時48分、出港直後の比良の山並み。稜線沿いには雪。
ジブは、90%のセルフタッキングジブをセットしたのですが、この風の弱さでは選択を誤ったかも。
北東の微風に艇を向け、セールを揚げました。前回の1ポイントリーフのセッティングが残っていたので、その解除にちょっと時間を食いました。
ポートタックのクローズホールドでセーリングを開始。僅かな風が次第に北東から東へと回ってゆくようで、それに合わせて艇のコースを南東へと変えます。
しかし、あまりに鈍いのでジブを110%レギュラーに交換しました。ジブの面積が大きくなったら、心持ち艇速が上がったようです。それでも這うような動きです。
11時40分、昼食。お湯を沸かしてスープ代わりのカップヌードル。海苔を巻いたおにぎりと、ボイルしたウィンナソーセージ。この昼食もいつもと同じです。
11時51分、出港して約1時間。最初から弱かった北東の風は止まり、ほとんど凪状態。
12時5分、北東の風が僅かに出て、鳥の足跡のような風紋が見えてきました。
12時6分、艇は風に合わせて長命寺方向へ。
12時20分、東からの風が少し南に振れる気配が有るのでタックして、コースが北北東に。
12時23分、微風で気楽なセーリング。
12時26分、スタボータックで北北東へ。手間でしたがジブをレギュラーに変えておいて良かった。
12時27分、左舷方向に比良の山並み。稜線の雪が真っ白に光って綺麗です。
12時55分、風が再び北北東に変わったのでタック。
13時1分、タック後、沖島がダイレクトに狙えるコース。
13時24分、北北東の風が安定して時速6kmくらいで沖島南端を目指します。
クローズホールドなので見かけの風がしっかりあります。でも、気温が13度にまで上がっているし、晴天で日差しもしっかりあるので冬の寒さは全く感じません。比良の山並みに雪は見えるもののもう春なのだと実感できます。
風が北東から少し東に振れて、このままではタックしないと沖島南端には届きません。しかし、そろそろ残り時間が少なくなってきて帰りのレグに入らないといけません。
13時51分、沖島水道をズーム。
ほぼ沖島の南端が望める所まで来たので、ここでタックして帰りのレグに入ることにしました。
15時52分、タック。スタボータックのリーチングで志賀ヨットクラブを目指します。
この後直ぐに風が落ちて、艇速が3km/h。これでは時間までに帰港することなど出来ません。
しばらく迷っていましたが、ジェネカーを揚げてみることにしました。今日は、90%セルフタッキングジブから110%レギュラージブに変え、ここでまたジェネカーを上げて、セール交換作業にクルー(私一人)が大活躍。
最初は、風が弱くてジェネカーが孕むのがやっとという状態でしたが、次第に北東〜東北東の風が良くなり、艇速が上がってきました。
14時13分、ジェネカーに最適の風になりました。艇速は10km/hを超しています。
14時16分、風が少し東に振れ、ジェネカーでは志賀ヨットクラブ直行コースが取り難くなることもあります。
風に合わせながら距離を稼ぎます。これが続けば、セーリングで予定時間内の帰港も可能になります。
14時55分、北東風が強まり、ジェネカーのハンドリングに苦労するようになったので、ジェネカーを降ろしジブに切り替えました。
15時0分、ジブに切り替えて5分ほどで、また風が弱まってきました。
15時2分、右舷前方に見える志賀沖観測塔をズーム。
15時6分、風がピタリと止まってしまいました。
このままでは、16時までの帰港は無理なので、セールを降ろし機走で帰ることにしました。
15時18分、機走に変え、メインセールの固縛作業をしていると、急に南から強風がやってきました。
ジブも片付けてしまいましたので、そのまま機走で志賀ヨットクラブへ向かいます。
15時39分、入港直前。
15時45分、入港着桟。
上架をスタッフにお願いし、暖かいクラブハウスでお茶。
クラブハウスの暖炉には火が入っています。
着替えた後、上架された艇の後片付けをしました。
17時、クラブハウスを後に。
17時45分和邇駅発の電車に乗り、山科で乗り換え、大阪駅で下車、阪急で塚口へ。
帰宅したのは19時50分。
今日の琵琶湖は気持ちの良い晴天で、出港時は風がなくてどうなるかと思いましたが、午後はそれなりに艇が走り、ジェネカーでも快適な走りが出来て、楽しめた一日でした。
今日の航跡(GPSデータ)をGoogle Earth Proで表示しました。
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