2019年5月17日(金曜日)。ShareCG.comからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ、"PAINT 3D by Internetmoi"を、"Metasequoia"と""PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
データの名前として"PAINT 3D"というのはどうかと思いますが、ShareCG.comでのこのデータを特定できるように、掲示されている名前"PAINT 3D"とこのデータをアップロードされた人のニックネーム"Internetmoi"を使って、この車を"PAINT 3D by Internetmoi"と名付けることにしました。
ダウンロードファイル名は"v1.fbx"。fbxフォーマットのデータそのものでした。ファイルサイズは2.50MB。
"PoseRay"ではfbxフォーマットデータを開けません。"Metasequoia"でfbxを開き、objフォーマットでエクスポートし、そのobjフォーマットデータを"PoseRay"で読み込むという手順を取ります。
このfbxフォーマットのデータ"v1.fbx"を"Metasequoia"で開きます。FBXインポートのオプションの「内部テクスチャをファイルに出力」を「する」に指定しておくと、マッピング用のテクスチャ画像ファイルがフォルダに出力されますので後での加工に便利です。
"Metasequoia"でファイルを開いたところ。
これを、そのままobjフォーマットでエクスポートします。
そのobjフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
ガラス部分のmaterialのTranslucencyの指定がエクスポート時にうまく変換出来なかったようですが、その他の部分はほぼ問題なく読み込めたようです。
後部のライセンスプレートがモデリングされていたので、マッピング画像だけ変更して、サイズを少し横長に変更し前部にも付け加えました。
これらの修正・追加作業を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。この車のモデルが不明なので車体長も分かりません。そこで、似たようなヨーロッパの小型車、例えば"Austin Mini Cooper"や"Seat 600"などのホイールベース2000mmを参考にして、スケール合わせの比率を試行錯誤で求めました。
そのスケール合わせした画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。ホイールベースがほぼ2m(=2000mm)。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"PAINT 3D by Internetmoi"を、"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
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