2019年7月16日(火曜日)。Archive3D.netからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ、"Car 2013 McLaren P1 Forza Horizon N260419"を、"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"44d7023a5f09e5f6bf21a121a21c74e4.zip"、そのファイルサイズは12.5MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは、上の案内ページにあったgsm、3ds、maxの3種類の他にobjを含む4種類でした。
私のアプリ環境で使えるのは、この4種類の内では、3dsとobjの2種類です。
早速3dsフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
読み込み時のエラーなどはありません。形状的な問題も無さそうです。内装もモデリングされています。アウトラインに若干角張った粗い部分がありますが無視できる程度なのでこのまま使えそうです。
念のためにobjフォーマットデータも読み込んでみました。
そのプレビュー画面。
ほとんどのパーツのmaterialのTranslucencyの値が最高値の100になっていて、透明で見えない状態になっています。全てのmaterialのTranslucencyの値の修正が必要です。手間がかかるので、このobjフォーマットデータは不採用にしました。
ということで、3dsフォーマットデータで作業を続けました。
以下の3点でデータの削除・追加を行いました。
まず、削除したデータです。
前後の4輪のリム・ハブの表面に、次のようなデータが貼り付けられていました。
これは、パーツのgroup nameにblurが含まれているので、ホイールの回転を擬似的に表現するために半透明なパーツを付け加えているのだと思われます。しかし、静止状態の車体のデータを使いたい私には邪魔なので削除しました。
次に、追加した部分2件です。
追加1件目は、ディスクブレーキです。元データにはリム・ハブはありますが、ディスクブレーキは含まれていませんでした。そこで、もう1件保有している同じ車種(McLaren P1)に含まれていたディスクブレーキ部分のデータを切り出し、これを追加することにしました。
どちらも正確にモデリングされていたので、ホイールベースを合わせたらピタリと収まりました。
追加2件目はライセンスプレートです。
手持ちのパーツを使いまわします。
これらの修正を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Car 2013 McLaren P1 Forza Horizon N260419"を、"POV-Ray"の部品としていつでもシーンに組み込むことができるようになりました。
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