2019年10月12日(土曜日)。Archive3D.netからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ、"Car Mercedes Benz CLS 63 AMG N081019"を、"Metasequoia"と"PoseRay"で加工・データ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"f8b78e95263729201939ad881cd3451a.zip"、そのファイルサイズは11.9MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは、案内にあるgsm、3ds、maxの3種類の他にobjを加えた4種類でした。
私のアプリ環境で使えるのは、この4種類の内、3dsとobjの2種類です。
今回のデータは、3dsとobjの両方ともに、ほぼ同条件で使える内容でした。今回は3dsを選択。
"PoseRay"で3dsフォーマットデータを読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
読み込み時にエラーなどはありません。一見したところ形状的な問題もありません。
ただ、materialの指定に関しては、ヘッドライトとウィンドウの透明なガラス部分と、それ以外のすべての部分の2種類の指定になっていました。ただ、これだと、光沢のある塗装面や金属部分の反射などと同じ指定がタイヤ部分にも適用されてしまいます。
ツヤツヤ・ピカピカのタイヤというのも変なので、タイヤ部分だけマットな指定に変えたいと思います。
タイヤ部分だけを切り出すことは、オリジナルのデータと"PoseRay"の機能だけでは無理なので、"Metasequoia"を使って車体部分のデータを、タイヤとそれ以外に切り分けました。
タイヤだけにしたところ。
また、このデータにはライセンスプレートはモデリングされていませんでしたので、手持ちのデータを使って追加しました。
これらの加工・修正・追加の作業を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Car Mercedes Benz CLS 63 AMG N081019"を、"POV-Ray"の部品としていつでもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
JUGEMテーマ:コンピュータ