2020年7月3日(金曜日)。TurboSquid.comからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ、"Mini S Liberty Walk"を、"PoseRay"と"Metasequoia"で加工し、"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
TurboSquid.comのダウンロードページのキャプチャ画像。
TurboSquid.comでは、複数の3Dフォーマットがある場合、必要なものを選択してダウンロードすることが出来ます。
今回、選択可能なもの。
この中で、私のアプリ環境で使える3Dフォーマットはobjです。まず、"Mini Cooper LWB obj.rar"をダウンロードしました。
これをアンパックすると、次のように複数のobjフォーマットデータが出来ました。
このrarパックファイルには、マッピング用のテクスチャ画像ファイルは含まれていなかったので、該当するものと思われる"Mini Cooper LWB Texture.rar"をダウンロードしました。
objファイルそれぞれを"PoseRay"で読み込んで、内容をチェックしてみたところ、"mini cooper lbw.obj"(車輪なし)に"wheel.obj"(車輪)を組み合わせるのが、最も作業が楽だと判断しました。
"mini cooper lbw.obj"を読み込んだところ。
ただ、"wheel.obj"を読み込むと次のようになっていました。
2種類のタイヤとリムが重なっているようです。
これを、"Metasequoia"を使って、外側の部分のタイヤとリムを削除しました。
更に、残ったタイヤとリム・ハブ部分のgroupとmaterialが単一でしたので、"metasequoia"でgroupを、タイヤとリム・ハブの部分の2つに分割しました。
それぞれのmaterialを次のように設定しました。
リム・ハブ。
タイヤには、別の車で使われていたマッピング用のテクスチャ画像ファイルを適用しました。
この2つを組み合わせた車輪。
これを、4個マージして4輪の位置に配置しました。
ライセンスプレートは、前後ともにモデリングされていましたが、マッピング用のファイルがなかったのでWEBで見つけたものを使いました。
車体に関しては、group名とマッピングに使うファイル名の文字列がほぼ対応していたので、それらしいものを適用するのは簡単でした。
これらの修正・追加の作業を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-RAy v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Mini S Liberty Walk"を、"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
JUGEMテーマ:コンピュータ