2020年8月7日(金曜日)。Animium.comからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ、"Ferrari F430"を、"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
最近、FacebookでAnimium.comの"Ferrari F430"が紹介されたので、サイトを訪れてみました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
最近Animium.comで公開されるデータの多くは有料会員向けのものなのですが、これはフリーで公開されたものでした。
ダウンロードファイル名は"Ferrari_f430.rar"、そのファイルサイズは11.2MB。アンパックして出来たファイル群は、3dフォーマットごとにパックされたrarパックファイルでした。3dsフォーマットの"ferr_3ds.rar"、20009.maxフォーマットの"ferr_2009.rar"、lwoフォーマットの"ferr_lwo.rar"、maxフォーマットの"ferr_max.rar"、mbフォーマットの"ferr_maya.rar"、objフォーマットの"ferr_obj.rar"、テクスチャ画像ファイルの"Ferr_tex.rar"、xフォーマットの"ferr_x.rar"。
以前(2014年3月)に同じ"Ferrari F430"をAnimium.comからダウンロードしたものを"POV-Ray"形式に変換し、"POV-Ray"のシーンに取り込んでレンダリングしたことがあります。
その時のブログ。2015年2月8日『中世風な建物の前に並ぶ8台のフェラーリ | KOKAのつぶやき』。
この時には、フリーで公開されている3Dモデリングデータを、3Dデータの変換用のフリーのツール"PoseRay"を用いて"POV-Ray"に持ち込むという作業がやっと出来るようになったところで、そのデータ変換の出来はあまり良いとは言えませんでした。今回は、それを手直ししようと思います。
その6年前にダウンロードしたデータと、今回のデータを比較してみましたが、rarパックのデータ群もそれらを解凍して出来た3dフォーマットのデータも全て同じものでした。
6年前と同様、今回もlwoフォーマットデータを使いました。
"PoseRay"で読み込んだ、最初のプレビュー画面。
読み込み時のエラーなどはありません。一見したところ、形状的な問題は無さそうです。
materialもgroupも必要最小限の区分がなされていて、自分好みの値の変更が出来ました。
ただ、ライセンスプレートはモデリングされていませんでしたので、手持ちのオブジェクトを使い回すことにしました。
これをマージしました。
これらの修正・追加の作業を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Ferrari F430"を、"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
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