2020年8月11日(火曜日)。Archive3D.netからダウンロードしたトレイラーの3Dモデリングデータ、"Trailer N030820"を、"PoseRay"と"Metasequoia"で加工し、"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"b3281ed65e3f308c600435a60d1d77ec.zip"、そのファイルサイズは23.5MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは、このページの案内にあるgsmと3dsとmaxの他にobjを加えた4種。ただ、私のアプリ環境で使えるのは、この内3dsとobjです。
両方とも"PoseRay"で試し読みしてみました。
まず3dsを読み込みました。
最初のプレビュー画面。
読み込み時に次の様なワーニングが5件。
Material (white_st): Exteded ASCII characters in metalwhi.png. Click on Fix Names on output options
Material (standart_metal): Exteded ASCII characters in MGalva01.png. Click on Fix Names on output options
Material (st_blue): Exteded ASCII characters in Arch_Blu.png. Click on Fix Names on output options
Material (black_st): Exteded ASCII characters in metalbla.png. Click on Fix Names on output options
Material (st_wood): Exteded ASCII characters in Wood sml.png. Click on Fix Names on output options
ファイル名に拡張ascii文字が含まれているというワーニングですが、これらは無視して問題ありません。
次に、objフォーマットデータを読み込みました。
エラーもなく読み込みましたが、プレビューには何も表示されません。ポリゴンは読み込んでいてgroupも存在しているのですが、プレビュー画面では何も見えません。materialをチェックしてみると、全てのmaterialのPigmentのTranslucencyが最高値の100に設定されていて透明になっているので見えないのでした。マッピングの指定も全くされていない状態です。
修正の手間を考えれば、3dsフォーマットデータを選ぶのがベターです。
3dsフォーマットデータを相手に作業を続けることにしました。
形状的な問題は認められないので、materialの値を私好みに少々手直ししました。
ただ、ランディングギア(レッグ)の各部のmaterialについては、どうしても変更修正したいと思います。
元のランディングギア。
全てが一つのmaterialになっていて、同じマッピングファイルが適用されています。
これを、脚部分、ハンドル部分、リム部分、タイヤ部分に色分けがしたいのです。
"PoseRay"の機能の範囲内では、これを4つのgroupに分けることは出来ません。
そこで、ポリゴンを自在に操作できる"Metasequoia"を使って、脚部分、ハンドル部分、リム部分、タイヤ部分に分割し、それぞれをobjフォーマットで保存し、"PoseRay"で夫々にmaterialの指定を行いました。
脚部。
ハンドル部。
リム部。
タイヤ部。
これらを1つにマージしたところ。
この修正を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Trailer N030820"を、"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
上のレンダリング画像を見れば分かりますが、これはランディングギア(レッグ)を下げた非牽引(据え置き)時の姿です。
そこで、ランディングギアを上げて、牽引車両に繋いだ(走行)状態の姿も作成しました。
その画像。
これも、スケール合わせして、ライブラリ化しました。
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