2020年9月9日(水曜日)。Archive3D.netからダウンロードしたピアノの3Dモデリングデータ、"Piano N300720"を、"PoseRay"と"Metasequoia"で加工、""PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"98089999d8b2f77663f4f2e63e9cffb6.zip"、そのファイルサイズは10.6MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは、ページの案内にあるgsm、3ds、maxの3種類の他にobjを含めた4種。この内、私のアプリ環境で使えるのは3dsとobjの2種類です。
3dsとobjの両方を試し読みしてみましたが、どちらもエラーなどはなく、プレビューの見た目も差異はありませんでした。
3dsフォーマットデータを"PoseRay"で読み込んだプレビュー画面。
形状的な問題はありませんが、materialの指定で一点だけ気になるところがありました。
譜面台の取り付けられている板の部分です。
元のデータではこの様子。
譜面とそれを置く譜面台を取り付けた板面が一体で1つのmaterialになっています。groupも同じです。
これだと、ピアノ本体の他の塗装面のmaterialと同じ光沢のある指定にすると、紙の譜面も黒っぽく光る感じに見えてしまいます。
そこで、"Metasequoia"を使って、譜面台+板面のパーツと譜面の紙部分の2つに分割しました。
そして分割した夫々のmaterialを、譜面台+板面の部分はピアノ本体の塗装面と同様の光沢のあるmaterialに、紙の譜面部分は反射を抑えたマットなmaterial指定に変更しました。
分割した譜面台+板面部分。
紙の譜面部分。
この加工後の2つのパーツを"PoseRay"で入れ替えました。
これらの加工・修正の後、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Piano N300720"を、"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
JUGEMテーマ:コンピュータ