2020年9月24日(木曜日)。Archive3D.netからダウンロードした建物の3Dモデリングデータ、"House old N260820"を、"PoseRay"で加工・データ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"2a6cbed023a1332999cf81bd0b4fbd5b.zip"、そのファイルサイズは93.7MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは、案内にあったgsmと3dsの2種類の他に、objフォーマットデータを含めた3種類。この内、私のアプリ環境で使えるのは3dsとobjの2種類です。
最初にobjフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
ガラス窓に相当する部分以外の建物本体の姿が見えません。materialをチェックしてみたら、ガラス部分以外の全てのmaterialのPigmentのTranslucencyの値が、上限の100にセットされていて、そのため透明になっているということが分かりました。手作業で全ての値を修正するのは手間なので、3dsデータを試してみることにしました。
3dsフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
読み込み時のエラーなどはなく、一見したところ形状的にも色付けなどに関しても問題は無さそうです。
この3dsフォーマットデータで作業を続けることにしました。
ただ一点だけ気になるところがありました。
正面上部に"SHERIFF"の看板がありますが、全体が傾いていること、先頭の"S"文字が傾いていることが気になります。寂れた街の古びた保安官事務所の雰囲気を出しているのかもしれませんが、これは私流に修正して、真っ直ぐにします。
修正前の看板。
"PoseRay"のGroupタブ内のTransform機能を使って、文字"S"の傾きと高さを修正し、看板全体の傾きを修正しました。文字部分の色も少し赤みを増やしてみました。
修正後の看板。
この修正の後、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを、"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、1.0unit=1.0mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"House old N260820"を、"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
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