2013年4月17日(水曜日)。最近ちょっと POV-Rayでのモデリング・レンダリングの結果が出ていません。3DCGから離れている訳ではなくて、ベータ版 POV-Ray 3.7 が従来の POV-Ray 3.6とどう変わったかという点、そして以前からあまり理解していなかった部分や使っていなかった機能などをマニュアルや同梱サンプルあるいは POV-WiKiなどを読んで理解しようしています。しかし相手が英文なのでかなり苦労しています(^_^;)。
同時に、POV-Rayを中心にしてモデリングに役立つツール(Bishop3D、Metasequoia、PoseRayなど)の使い方の練習に励んでいます。
以前に POV-Rayでヨットのデータをモデリング・レンダリングしていた時に、大型帆船(トールシップ)の 3Dデータを WEB上で探したことがありました。ネット上には有料・無料、データの質の善し悪しも色々ですが、いろんなサイトで再利用可能な 3DCGデータが提供されていました。
その中から ShareCG(Welcome to ShareCG.com)というサイトで大型帆船のデータを数点見つけました。そのほとんどが、OBJフォーマットだったので PoseRayで読み込み POV-Rayフォーマットで exportして、POV-Rayで再利用することが出来ました。
先月、久しぶりにその ShareCGを訪問して飛行機のモデルを物色したら、3D Models のカテゴリ aircraft に飛行機の 3Dデータが結構沢山有ることに気が付きました。私はこれまでに POV-Rayで蒸気機関車、帆船の他にもも数は少ないのですが飛行機、それもプロペラ機のモデリングを行なっています。中でも複葉機はお気に入りです。
複葉機に絞ってデータを探してみたら、13件見つかりました。その内の、9点は PoseRayで問題なく読み込んで POV-Rayフォーマットでデータを出力し、POV-Ray 3.7 RC7でレンダリング出来ました。
その9機種に関しては、WEB上で機種名を検索して、機体の要目(そのうち全長に着目)を見つけることが出来ました。その要目から機体の長さが正確に分かったので、その数値を使って POV-Rayのシーンファイル上で各機種のスケール合わせが出来ました。
以下は、その9件の複葉機のデータを、POV-Ray上の 1unitを 1mと換算してスケール合わせした時の画像です。
私は大昔に 3DCGを始めた時に、たまたま左手系で +Xを右方向、+Yを上、+Zを奥とする座標系に慣れてしまっているので、PoseRayから POV-Rayへのデータ出力はそのようにしました。ダウンロードしたデータは全て機首が +Z向きだったのですが、これも今まで自作してきた飛行機と同様に機首を -X向きに変更しました。
機体と一緒にメッシュがレンダリングされていますが、グリッドの間隔は 0.5Unitです。このグリッドは、このデータに POV-Ray上でオブジェクトを付け加える時に、大雑把ですが座標を把握するのに便利に使えます。
次の画像が、その複葉機9機。
≪ Bucker Bu-133 Jungmeister ≫
≪ Bucker Bu-131 ≫
≪ FIAT CR-32 ≫
≪ Grumman FF-1 ≫
≪ Heinkel He-51 ≫
≪ Henschel Hs-123 ≫
≪ Nieuport-Delage NiD 52 ≫
≪ Sopwith Camel ≫
≪ Svenska Aero Jaktfalken ≫
これらを格納庫あるいは飛行場に並べてみようと思っています。この9機には半透明な円盤を使ってプロペラが回転してぼやけた様に見えるモデリングデータも付属しているので、それを使えば飛んでいるシーンも作ることが可能です。そうなると背景も必要ですね。また楽しい作業が増えそうです(^_^)。