2017年11月21日(火曜日)。一昨日入手した3件の自動車の3Dモデリングデータの3番目が、このShareCG.comからダウンロードした"77 Lincoln Continental"です。これも一昨日の夜中に"PoseRay"を使ってデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"77Lincoln.zip"で、そのファイルサイズが9.58MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは、案内の通り3dsフォーマットです。その"77Lincoln.3ds"のファイルサイズは、3.84MB。この3dsフォーマットファイルのサイズにしてはzipパックのファイルサイズが大きすぎます。解凍されてできたファイル群を点検してみたら、1.9MB、2.3MB、2.8MBという巨大なサイズのJPEGファイルが含まれていました。(少し後で、作業が進んだところで分かったことなのですが、何故かこの巨大な画像ファイルは何処にも使われていないのです)
この3dsフォーマットファイルを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
読み込み時に1件エラーがありました。
Material (mat57): Map STRIPE~1.PNG not found. Use search tool in materials tab.
マッピング指定で使われているファイル"STRIPE~1.PNG"が見つからないというエラーです。Zipパックされたデータを解凍したフォルダー内を探してもその様な名前のデータはありません。これがマッピングされている場所は、フロントグリル部分で、ファイルの名"STRIPE~1.PNG"から推測すると、縦のストライプ状のフロントグリルを表現する画像ファイルではないかと推測されます。そこで、他の3Dモデリングデータで同じような目的で使われていた次の画像ファイルを割り当ててみました。
これで、縦のストライプ状のフロントグリルが表現できたようです。
このモデリング作者Birdmanさん(ShareCG.net内でのニックネームで、本名はDavid A. Swanさん)のモデリングデータでは、基本形は整えた上で、小さな部分については省略されているケースが時折あります。今回のデータでもパーツの省略が目立ちます。
そこで、手持ちの部品データから次のようなパーツを追加しました。
サイドミラー。
ドアノブ。
アンテナ。
ライセンスプレート。
これらの修正と部品追加の作業を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"PoseRay"から"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"77 Lincoln Continental"を"POV-Ray"の部品として、何時でもシーンに組み込む事が出来るようになりました。
JUGEMテーマ:コンピュータ