2018年4月13日(金曜日)。ShareCG.comからダウンロードした飛行機の3Dモデリングデータ"Piper Cub"を、"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名が"Piper.rar"、そのファイルサイズは8.88MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットはobj。
そのobjフォーマットデーが次の様にパーツに分けられています。
このobjデータを適宜マージすることで、地上に駐機している機体と、飛行中の機体とを組み分けることが出来ます。
まず地上に駐機しているもの。
"Cub_door_C.obj"
"Cub_land.obj"
"Cub_Main.obj"
"Cub_propeller.obj"
"Cub_var_J3.obj"
の5つのファイルを"PoseRay"でマージしました。
その最初のプレビュー画面。
マージ読み込み時に沢山のマッピングエラーが出ました。全て、マッピング指定したテクスチャ画像ファイルが見つからないというエラーです。また、翼や胴体の表面のあちこちに黒い影になった歪が見えます。
黒い影については、今までにも何度も同じ経験をしていて、次のようにして解決しました。
これは曲面を構成するポリゴンの法線の不具合だと思われます。こんな時には、"PoseRay"のGroupsタブ内にある「Recalculate Normals」機能が有効です。これを実行して、次のように不具合が無くなりました。
この各materialに同梱されていたテクスチャ画像ファイルを適宜マッピングしました。
そして表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Piper Cub"を"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
序に、飛行中の"Piper Cub"も作っておきました。
Piperの飛行機については、今までに他に2機、レンダリングしています。
その時のブログ記事は次のとおりです。
2016年6月1日『TurboSquid.comからダウンロードした飛行機の3Dモデリングデータ、"Piper PA-18 Supercub" | KOKAのつぶやき』。
2014年10月2日『Animium.com から貰ってきた3Dモデリングデータ、トラック"UAZ 452d"と飛行機"Piper PA28" | KOKAのつぶやき』。
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