2018年4月24日(火曜日)。自動車専門のフリーな3Dモデリングデータを集めているサイトDMI-3d.netで、メーカーVWの車種を検索して見ていたら、"VW Bora"という初めて見る車種に出合いました。
そのページのキャプチャ画像(ページの一部)。
幸いなことに、私のアプリ環境でも使えるデータフォーマット3dsが含まれているようです。
早速ダウンロードしようとサムネイル画像をクリックしたら、CadNav.comの"VW Bora 4-door sedan"のページにジャンプしました。
そのページのキャプチャ画像。
このダウンロードファイル名が"1-140126103442.rar"、そのファイルサイズが513KB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは案内のとおりmaxと3dsの2種類。
その3dsフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
読み込み時のエラーなどはありません。ただ、このパッキングデータにはマッピング用の画像ファイルは全く同梱されていません。各パーツの色もグレイの濃淡で、後は自分で好きなように加工しなさいという感じです。
それも有りかなということで、自分流にあれこれ加工してみました。
まずタイヤがノッペラボウなので、他の車種で使ったトレッドパターンの画像ファイルをマッピングしました。そのために、タイヤ部分のデータを取り出しました。
ここまでは、"PoseRay"の機能で処理できます。
これを、"Metasequoia"を使って、1個ずつのタイヤに分割してから、それに次のトレッドパターンの画像ファイルをマッピングしました。
マッピングしたタイヤ。
VWのロゴのパーツが車体の前後にモデリングされています。しかし、ここにLOGOの画像はありません。
そこで、そのLOGOのパーツを切り出して、そこに次のVWのロゴ画像ファイルをマッピングすることにしました。
パーツは"PoseRay"で見ると、次の様にヘッドライトの部分などを含めて一つのmatertialになっています。groupも同じです。そこで、赤丸印をつけたLOGOパーツだけを"Metasequoia"で切り出しました。
そのパーツにVWのロゴ画像ファイルをマッピングしました。
ライセンプレートは、前後共にモデリングされていました。
これに、次のナンバー画像ファイルをマッピングしました。
内装は次のようにシートを含め殆どが一体化されてmaterialもグレー一色に指定されています。
余りにそっけないので、ここに皮革状のテクスチャ画像ファイルをマッピングしてみました。
その結果。
これらの修正追加を取りまとめ、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"VW Bora 4-door sedan"を"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
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