2018年4月29日(日曜日、昭和の日)。CadNav.comからダウンロードした魚の3Dモデリングデータ"Atlantic Sturgeon"を"Metasequoia"と"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名が"cadnav-1P42Q62628.rar"、そのファイルサイズは1.36MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットはfbxです。
私が"POV-Ray"へのデータ変換に主として使うのは"PoseRay"ですが、"PoseRay"ではfbxフォーマットが扱えません。ところが"Metasequoia"ではfbxが読み書きできます。そこで、最初に"Metasequoia"でfbxをobjに変換し、そのobjを"PoseRay"で読み込んで"POV-Ray"へエクスポートします。
"Metasequoia"でfbxを読み込みました。
これをそのままobjで書き出します。
そのobjフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
読み込み時に次のようなエラーがありました。
Material (材?): Map Sturgeon2.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (Sturgeon): Map Sturgeon3.jpg not found. Use search tool in materials tab.
Material (ACI 7): Map Sturgeon1.jpg not found. Use search tool in materials tab.
マッピングに指定されているファイルが見つからないというエラーです。これはpathの間違いで正しいフォルダを指定して解決しました。
materialの修正がほぼ終わったかに見えたところで、画像を拡大してみたところ、目の部分のマッピングがうまく出来ていません。
体部分にマッピングされている次の画像と同じものが、目の部分にマッピングされています。
これが原因で目の見かけが変になっています。
同梱されているマッピング用画像ファイルを確認すると、次のような画像がありました。
しかし、これを適用しても、見かけが良くなりません。
そこで、上の体全体の画像の中から、目の部分だけを切り出して、目のmaterialとしてマッピングしました。
切り出した目の部分の画像ファイル。
これで、見た目が改善されました。
これらの修正を行い、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
エクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.05unit=0.05mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Atlantic Sturgeon"を"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
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