2018年12月24日(月曜日、天皇誕生日振替休日)。DMI-3d.netからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ"Ford A"を"PoseRay"と"Metasequoia"で加工・データ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
このデータがDMI-3d.netで公開されたのは10年前の2008年12月のことで、私がこのデータをダウンロードしたのが2013年のことです。その時に、一度"PoseRay"でデータ変換し"POV-Ray"でレンダリングしたのですが、元データのパーツの省略が多くてレンダリング結果が気に入らず、そのまま放置してありました。
この2年ほどで、各種自動車の3Dデータからパーツの3Dデータを切り出し、そのパーツデータをライブラリ化して保存してきた結果、色々な場面でパーツが使えるようになってきました。
この各種パーツを追加することで、放置されていた"Ford A"を再登場させることが出来ました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。赤丸で囲んだのがそのデータ。
ダウンロードファイル名は"ford_a.zip"、そのファイルサイズは2.41MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットはlwoです。3Dフォーマットデータ以外のマッピング用のテクスチャファイルは同梱されていません。
そのlwoフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
読み込み時のエラーはありません。一見したところ形状的な問題は無さそうですが、WEBで見つかる"Ford A"の各種写真と見比べると、外装・内装に多くの省略部分があります。
これらの省略されたパーツを、手持ちの部品データを中心に新しく加工したパーツデータを含めて、"Ford A"データに追加することにしました。
内装は、ステアリングホイール、ダッシュボード、メーター類、シート等が欠落しています。
そこで次のようにパーツ類を追加しました。
ステアリングホイール。
ダッシュボード、メーター。
シート。
外装は、ワイパー、サイドミラー、ドアノブ、フォグランプ、方向指示灯、ラジエーターキャップ、ロゴ、ライセンスプレートを追加しました。
ワイパー。
サイドミラー。
ドアノブ。
フォグランプ。
方向指示灯。
ラジエーターキャップ。
ロゴ。
ライセンスプレート。
この他に、タイヤを見るとトレッドパターンが無く、ノッペラボウです。そこで次の様にトレッドパターンの画像ファイルをマッピングしました。
ヘッドライトのレンズ部分にもテクスチャ画像ファイルをマッピングしました。
これらの修正・追加作業を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-RAy v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Ford A"を、"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
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