KOKAの頭に泡のように浮かんだ思い・考え、口を衝いて出るつぶやき・ぼやき、等などを詰め込んだスクラップブックのようなブログ。でもやっぱり話題は、趣味の3DCG・ヨット・スキーのことが主になるかも。何故か、花や木の話題も多かったりする(^_^)。
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1976年5月15日、栂池スキー行2日目(天狗原・白馬乗鞍岳・小蓮華尾根)

(注:2020年の新型コロナウィルスに関わる自粛で自宅に籠もっている間、30〜50年ほど前のネガ・紙焼きの写真をスキャンしたものを修復加工し、古い山日記のデータと合わせて手直し、ブログ化)

 

1976年5月15日(土曜日)。朝の天気は晴れ。
7時、朝食。
宿の話では、林道(バス道)は白樺ゲレンデ最上部からハンの木コース上部へ向かう途中まで雪は無いが、一部には落石が残っているとのこと。行けるところまで車で上り、そこからは歩きで天狗原から白馬乗鞍岳へ向かう予定。

 

8時10分出発。
林道では、落石は道路脇にあるだけで問題なく、馬の背コース最下部からハンの木コース上部へ向かいトラバース気味に登る中間部で雪になったので、そこで車を捨てることになった。


8時40分、スキーをザックに括り付け、歩きで林道沿いに栂の森を目指す。3人共、足元はしっかりとした登山靴で、古い雪はがっしりと固くて、歩きは快調。Aさんの馬力はすごく、夏山コース時間の4分の3以下のスピードで飛ばす。
Aさんが阪大の小屋、早稲田の小屋が見たいとのことで、栂の森ゲレンデから神の田圃へ登り、阪大の小屋と早稲田の小屋の前を通過して、成城大学の小屋へ向かう。


9時25分、成城大学小屋前(標高:1828m)。
休みなく天狗原目指し直登。


10時15分、天狗原の石の祠手前(標高:約2200m)に到着。水を飲んだりする時間以外は、ほとんど休みなく天狗原まで歩き通した。朝から風が殆ど無く日差し強いのと、ピッチが早かったこともあって汗だく。ここで20分ほど休憩。
天狗原の祠の前でAさん。

天狗原の祠の前でAさん

上の画像をクリックすると大サイズ(2451*3840)画像を表示

天狗原の祠の前で私。

天狗原の祠の前で私

上の画像をクリックすると大サイズ(3840*2433)画像を表示


10時35分、白馬乗鞍岳(標高: 2469m)を目指す。大斜面の中央を、Aさんが先頭でキックステップで直登。


11時20分、白馬乗鞍岳ピークを少し越えて、小蓮華山への尾根筋が正面に見える辺りで昼食休憩。
AさんとZさんの2人。

小蓮華尾根の前で昼食休憩、AさんとZさんの2人

上の画像をクリックすると大サイズ(2443*3840)画像を表示

同じく私。

小蓮華尾根の前で昼食休憩、私

上の画像をクリックすると大サイズ(3840*2413)画像を表示

ここまで来たら、今日の目的はほぼ完遂したようなもの。天気も上々。おまけに目の前の小蓮華尾根の下部も滑ることになり、笑みが溢れる。
少し早めの昼食。「しらびそ館」で作って貰った弁当を食べる。


12時、小蓮華山への尾根に向かう。右手の白馬大池(全くの雪原で知らなければそこが湖だとは分からない)から左手下にある栂池自然園へ流れ出す沢筋まで50mほど下り、尾根に取り付き直登。
滑りのことを考えて、この斜面の登りは今までと比べればゆっくり。


12時50分、船越ノ頭(標高:2612m)の一つ手前のピークの少し下辺り(雪の付いた稜線が狭くなる手前:2560m辺り)で登りを終える。
登山靴からスキー靴に履き替え、スキー板の準備をしたけれど、直ぐに下るのは勿体無いような気分になり、Aさんと私の2人は、空身で尾根筋を少し登って尾根の西面をちょっとだけ滑って遊んだ。

滑り出す前の休憩中の写真。

杓子岳・白馬鑓ヶ岳を後ろにZさん。

杓子岳・白馬鑓ヶ岳を後ろにZさん

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雪倉岳を後ろにZさん。

雪倉岳を後ろにZさん

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雪倉岳を後ろに私。遠くに見えるのは朝日岳。

雪倉岳を後ろに私

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小蓮華尾根を後ろに私。雪の稜線の向こうに見えるピークは白馬岳。

小蓮華尾根を後ろに私

上の画像をクリックすると大サイズ(2408*3840)画像を表示

 

下りは登ってきたコースを忠実にトレースすることを基本に、3人それぞれ付かず離れず自由に滑ることにした。
13時30分。私、Zさん、Aさんの順で、写真が取れるように間をおいてスタートした。
ザラメ雪で、スキーはほとんど沈まなく、程良いエッジングが出来て快適な滑走。抜けるような青空。

 

ここでのシュプールの写真。

小蓮華尾根、シュプール

上の画像をクリックすると大サイズ(2408*3840)画像を表示

 

13時40分、乗鞍岳を越す50mほどの登りは、スキーをザックに括り、両ストックで平らな雪面を選んで越えた。

途中でシュプールを付けた小蓮華尾根の写真を撮った。

シュプールを付けた小蓮華尾根

上の画像をクリックすると大サイズ(3840*2414)画像を表示


13時55分、フラットな乗鞍岳のピークを越えて緩い下りになったところで直ぐにスキーを履いて、滑走スタート。

ここも、私、Zさん、Aさんの順。成城大学小屋前までノンストップで滑ると確認。天狗原へ向けての大斜面は、中央より少し南寄りにコースを取り、フラットな天狗原での直滑降のスピードを落とさないように、そのまま天狗原下の大斜面に入る。
天狗原まで下ると雪面はところどころ溝ができていたりスプーンカット状になっていたりで、上の斜面と比べると快適さに欠ける。スピードに乗った大回りで下る。

 

14時20分、成城大学小屋前。
成城大学小屋の前でAさんとZさん。

成城大学小屋の前でAさんとZさん

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成城大学小屋の前でAさんと私。

成城大学小屋の前でAさんと私

上の画像をクリックすると大サイズ(3840*2414)画像を表示


後は、ほぼ快晴の日差しを浴びてぐずぐずになった雪面の林道(バス道)沿いに下るだけ。栂の森を過ぎると、出来るだけきれいな雪面のあるところを選びながら林道を付かず離れず車のところまでスキーを脱がずに下った。


14時40分、車に到着。
スキーを積み込みスキー靴を脱いだ。
14時50分、車を出す。ドライバーの鮎川さんは、道路幅に余裕がなく切り返しが面倒だとのことで、馬の背コース下部と林道が出合うところまで200m〜300m程をバックで走り、林道がUターンするところで切り返した。
15時過ぎに「しらびそ館」着。


今日一日で目的が100%以上達成出来たし、明日は天気も悪くなりそうなので、今晩の泊まりはキャンセルし、このまま帰ることになった。
16時過ぎに出発。
松本で夕食。Aさんにご馳走になる。
23時頃、帰宅。燃料代の割前を払おうとすると、断られた。

今回は、Aさんの車で、往復ともAさんの運転、帰りの松本での豪華な夕食に加え燃料代もAさんが負担。自分で出したのは、ほぼ1泊の宿泊代だけという有り難い栂池スキー行だった。

 

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| スキー | 23:59 | comments(0) | - |
1976年5月14日、栂池スキー行1日目(西宮〜栂池)

(注:2020年の新型コロナウィルスに関わる自粛で自宅に籠もっている間、30〜50年ほど前のネガ・紙焼きの写真をスキャンしたものを修復加工し、古い山日記のデータと合わせて手直し、ブログ化)

 

1976年5月14日(金曜日)。西宮市内在住のワイフの従兄(Aさん、私より一回り年上)とその友人のZさんと私の3名で、栂池高原スキー場から天狗原・白馬乗鞍岳を滑りに出かける。

2人とは、今度が初めての顔合わせ。Aさんは私と同様に山登りとスキーが趣味で、私が栂池での山スキーの経験が複数回あるということをどこかで聞かれ、是非同行してほしいとの話があった。

今回はAさんの車で出かける。私は、半休で午後休み。Aさんら2人も午後から休みにするとのこと。13時過ぎに、Aさんが車で迎えに来てくれ、すぐに出発。

 

学生時代からお世話になっている馴染みの宿「しらびそ館」に、今晩と明日(土曜日)の宿泊の予約を入れてある。
20時頃に栂池の「しらびそ館」に到着。宿泊は私達3人だけ。


今日は晴れだったが、明日もなんとか好天が続きそうだ。

 

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