2012年11月30日(金曜日)。ワイフと二人、池田市の久安寺へ紅葉狩りとハイキングを兼ねて出かけることになりました。一番の見頃は過ぎていますが、まだ綺麗な色を見せる木が残っていることを期待しています。
朝から天気は曇り空です。気温は10度くらいで風もないので、最低気温5度だった一昨日と比べるとかなり暖かです。
9時35分に家を出ました。
JR宝塚線に乗って川西池田駅で下車。ここから阪急宝塚線の川西能勢口駅まで屋根付きの幅広の立派な歩道橋が通じています。しかし、この歩道橋は500m近くもあるので、同じ駅舎あるいは隣接する駅舎間での乗換えというイメージではありません。しっかり隣の駅まで歩かされるという感じです。
川西能勢口から池田まで一駅だけ乗って下車。
10時5分、池田駅前から北へ伏尾町の久安寺まで歩きます。
栄町商店街を抜けて五月山下へ向かいます。途中、商店街の小洒落たパン屋さんの店先に焼きたてのパンが並べられるところを通りかかりました。焼きたての匂いが美味しそうなので、一番の売れ筋というクリームパン(クリームチーズ入り)を衝動買い。500ml入のサーモスの携帯マグに熱いお茶を入れてきたので、途中でこの焼きたてで熱々のクリームパンを食べることにしました。
五月山の西側下をぐるっと回って、五月山から北東に連なる尾根筋の西側を猪名川の支流・余野川沿いに歩いて北上します。
木部町あたりからは、車の往来の多い423号線を離れて、山の下の民家の間を抜ける旧道や農道を辿って行くことにしました。
最初に立ち寄った木部天神宮の前にある石のベンチで休憩し、お茶とクリームパンを食べました。クリームがまだ暖かく、パン生地とクリームの柔らかさに一体感があってとても美味でした。
木部天神宮から北〜北東に連なる山肌に赤・黄・茶・緑の木々が入り混じった眺めは最高です。帰り道で、この山肌が南西からの日差しを浴びるともっとあざやかな色が見えるはずです。帰り道も楽しみです。
道端の紅葉。
人家の壁のツタ。
余野川の両岸に山が迫って谷筋に入ると、右岸の谷間に突然「伏尾温泉不死王閣」という古い温泉旅館のビルが現れます。この辺りから谷筋が狭くなり谷川が深くなります。423号線は狭くて歩道もなく、採石場を往復する大型のダンプカーの往来も多いので危なくて歩けたものではありません。不死王閣の前のバス停から、423号線を外れて右手の人家の並ぶ狭い道を進むと久安寺の下に出ます。久安寺へ向かう橋を渡って短い坂を登り切ると目の前が久安寺です。
11時15分、楼門横の通用口を入って、受付で拝観料300円/一人を払いました。入口付近から一見した限りでは、すでに紅葉の最盛期は過ぎて散り始めた木もあれば色褪せた木もあります。それでも、モミジの数が多いので中にはまだまだ綺麗な色を見せている木もあります。
ちょっと遅目の時期、平日ということもあって人影は思っていたよりも少なく、のんびりとぶらぶら歩きが出来ました。
12時ちょっと前に、久安寺に隣接した「かやの木食堂」で昼食を摂ることにしました。以前何度か紅葉時に訪れた時には、最盛期で混み合っていたり、団体客で一杯だったりで、ここの名物の「柿の葉寿司」を食べ損ねていました。今日は混み合ってもいなくてゆったり座れました。
柿の葉寿司とミニのうどん(あるいは蕎麦)の定食が一番のおすすめメニューの様だったので、それを注文しました。
この久安寺は高野山真言宗の寺院で紀州の高野山由来ですから、ここの柿の葉寿司も高野山に元を辿れるとのことです。柿の葉寿司はおすすめ通り美味しかったです。ミニうどんも出汁が良くて中々でした。池田駅から5.3km程の緩い上り道を歩いて来たこともあって、程よくお腹も減っていましたから、ここでの昼食は大正解のタイミング、そして味にも大満足でした。
12時35分、元きた道を辿って帰ることにしました。来る時にはあまり気にならなかったのですが、帰りは緩いのですがはっきり下りだと意識されて、一足がスイスイと伸びて、歩くのが随分と楽です(^_^)。
帰り道で眺めた、五月山から北に伸びる尾根筋の山肌の紅葉・黄葉がとても見事でした。
ぶらぶらと歩いて、13時50分、阪急池田駅到着。
阪急川西能勢口駅、JR川西池田駅、を経由して、JR塚口駅まで。
14時30分、帰宅。
ワイフの万歩計では、2万4000歩になっていました。程良い疲れです。