2015年12月29日(火曜日)。昨日、
ShareCG.comで新しく公開された自動車の3Dモデリングデータ、"Bugatti Atlantic"をダウンロードし、"POV-Ray"フォーマットに変換してレンダリングしました。このデータは、Birdmanさん(ShareCGでの呼び名、本名は David A. Swanさん)のモデリングされたものです。Birdmanさんの3Dモデリングデータは、今までも何件か主に自動車のデータをダウンロードしています。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードしたデータのファイル名は"BugattiAtlantic.zip"、ファイルサイズは2.11MBでした。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは3ds。
これを"PoseRay"で読み込みました。"PoseRay"のデータ変換機能を使って"POV-Ray"フォーマットのデータを作成します。
"PoseRay"で読み込んだ直後のプレビュー画面。
1件だけエラーがありました。
Material (New material 001): Map grid1.jpg not found. Use search tool in materials tab.
ボンネットサイドの白く見える部分にマッピング指定されている画像ファイルが見つからないというエラーです。しかし該当する画像ファイルは存在しません。
そこで、自分でマッピング用に使えそうな画像ファイルをあれこれ蓄えているのですが、その中から適当なものを見繕いました。
これです。
これはこのままで上手く適用できました。
エラーは解消されたのですが、実車の写真などを見ると、もう少しあれこれ部品を付け加えたくなりました。
フロントにライセンスプレートを付けてみます。
この部品を追加して、ライセンスの画像をマッピングします。
ライセンスのマッピング用画像。
フロントのグリルの上に、ブガッティのロゴを追加します。
これは、他のブガッティのデータから切り出して使い廻します。
ヘッドライトがこのままでは貧弱なので、レンズにそれらしい画像ファイルをマッピングします。
実車の写真を見ると、ボンネットに開閉用のハンドルが付いているものが在りましたので、その位置にハンドルを追加します。
ハンドルは、ドア部分のハンドルをコピーして使います。
ドアのヒンジを追加しました。他のブガッティのデータからコピー。
そして、今回は自分的にはちょっと凝ったつもりですが、広いボンネットの装飾に羽の絵を描いてみました。
次のフェザーの画像をマッピングします。
これは、WEBで見つけたフリーの画像を切り出して角度を変え、左右に向きあわせて一つにまとめました。画像背景の色はボンネットの色と同じにしてあります。これをボディーにマッピングしました。
"PoseRay"でこれらの変更・修正・追加などを行って、表示位置・表示サイズを調整した最終のプレビュー画面。
これを"PoseRay"から"POV^-Ray"へエクスポートして、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
なかなかの出来です。
エクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせをしました。
ここでのグリッドは0.5unit=0.5mです。
スケール合わせの出来た"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Bugatti Atlantic"を"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来ます。
ちなみに、オブジェクトライブラリにはもう一台の"Bugatti Atlantic"があります。2015年8月15日のブログ『
DMI-3d.netからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ、"Bugatti Atlantic 1938" | KOKAのつぶやき 』に載せています。