2016年6月27日(月曜日)。CadNav.comで使えそうな3Dモデリングデータがないか探してみました。CadNav.comの"3D Models"カテゴリに公開されている3Dモデリングデータの大半はmaxフォーマットのデータです。偶に3dsフォーマットのデータがあります。単独であったりmaxフォーマットデータに同梱されていることもありますが、私の狙いはその3dsフォーマットデータです。
今日は自動車のデータ探しですから、"3D Models"カテゴリ内の"Vehicle Transport"に絞ります。先頭のページから、各ページに32種の車のサムネイルが表示されているのを根気良くチェックしてゆきます。ページのトップラインに"Search"機能が付いているのですが、使ってみても上手く機能しないようです。使い方が悪いのかもしれませんが。
根気良く、根気よく、根気よく(^_^;)、30ページくらい進んだところ、突然3dsフォーマットの表記があるデータが大量に現れました。これは有り難い。いろいろ面白いデータがありそうです。
こうなると不思議なもので、一気にページを見る目が鋭くなってきたのでしょう、サムネイルから開いた3dsフォーマットデータの車種のページの右下にある"3D Model Tags"の中に"Mitsubishi"のタグがあるのに気が付きました。
その部分だけキャプチャしたらこんな感じです。
丁度真ん中辺りにあったから目に飛び込んだのか、今日のWEBで「三菱自動車、ガラガラ総会の虚しさ」という記事を読んだばかりなので"Mitsubishi"が網に掛かったのか、とっさにこれをクリックしていました。
すると、"Mitsubishi"関連のデータの一覧が表示されました。
このサムネイルの先頭が、今日ダウンロードした"Mitsubishi Lancer Evolution"です。このサムネイルの画像をクリックすると次のダウンロードページにジャンプしました。
3dフォーマットは、3ds、max、objの3種類が同梱されているようです。
早速、ダウンロードしました。
ダウンロードファイル名が"cadnav-160612213F1.rar"、ファイルサイズは2.29MBでした。アンパックして出来たデータは、案内の通り3ds、max、objの3種類のフォーマットのデータでした。テクスチャ画像ファイルはありませんでした。
さっそくその内の3dsフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
最初のプレビュー画面。
反射や映り込みをアレンジするために車の下や後ろ側に地面相当・壁あるいは遠景相当のプレートが置かれていますが、私にはこれは邪魔なので取り去りました。
読込時のエラーはありません。ただ見て分かるようにmaterialの指定はグレイの濃淡だけという状態です。ただmaterialは14、groupは123と細かく分別されていますので、これを使って好みの色に仕上げて行けそうです。
この車体は、データのファイル名が"Lancer Evolution 10.3ds"となっているところを見ると"Mitsubishi Lancer Evolution X"の様です。WEBで検索して画像を比較してみるとまずこれに間違いないと思えます。
ただ、そのスタンダードな仕様の写真と比較するとフロントスポイラー部分は拡大されているようだし、ホイールも幅広でその分フェンダー周りが拡大されかなりカスタム化された姿です。
WEBの写真を見るとスタンダードなタイプにもリアウィングが付いています。このモデリングにはリアウィングが付いていませんが、どうせここまでカスタム化するのなら、リアウィングも着けましょうよ、という私の独断で、他の"Mitsubishi Lancer Evolution X"のリアウィングを切り取って部品化し、これに使うことにしました。
たまたま、既に2台分の"Mitsubishi Lancer Evolution X"のデータがあったからです。
一つは、2014年11月19日、『 Animium.com で公開された自動車の3Dモデリングデータ、"Lancer Evolution X NYPD" | KOKAのつぶやき 』 。
もう一つは、DMI-3d.netから入手した"Mitsubishi Lancer Evolution X"です。
この下の方のDMI-3d.netから入手した"Mitsubishi Lancer Evolution X"は、リアウィング付きでした。そのリアウィング部分のデータを切り出して、こちらに持ってきました。
これをmergeしてやります。
ついでに、何時ものことながらライセンスプレートを追加します。常備の部品化したものの使い廻しです。
ナンバーはWEBで見つけたものです。最初は"GB"のものだったのですが、"F"に換えました。モデリングが左ハンドルなので日本と同じ右ハンドルの英国ナンバーでは不自然かなと思ったからです。
これらの修正・追加の作業を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"での最終プレビュー画面。
これを"PoseRay"から"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
多少粗い部分がありますが、まあまあの画像でしょう。
エクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせをしました。
その画像。
グリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Mitsubishi Lancer Evolution X"を"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。