2017年12月31日(日曜日)。Free3D.comからダウンロードしたバイクの3Dモデリングデータ、"Harley-Davidson Low Rider"を"PoseRay"と"blender"と"metasequoia"で加工・データ変換して、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"rz3puhosderk-Motorrad.zip"、そのファイルサイズは35.8MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは、案内の通りblendフォーマット。アンパックして生成されたのは"Motorrad.blend"ファイルだけ。このファイルサイズが93.0MBとかなり巨大です。
私がデータ変換に使おうとするソフトは"PoseRay"ですが、blendフォーマットは読み込めません。そこであまり使用経験はないのですが、インストールはしてある"blender"を使って読み込み、objフォーマットでエクスポートしました。
その"Motorrad.obj"のファイルサイズは、何と583MB。
試しに、この583MBもある"Motorrad.obj"を"PoseRay"で読み込んでみましたが、"out of memory"のエラーで読み込むことさえ出来ませんでした。
そこで、"metasequoia"の64bit版で読み込んでみました。データが巨大なので、読み込みからプレビューまでに相当時間がかかりました。
"metasequoia"での最初の表示。
床に相当する部分、反射や映り込みに利用する部分などが含まれています。私が利用したいのは、バイクのデータだけです。
そこで、"metasequoia"の機能を使って、不要部分を削除しました。
このデータをobjフォーマットでエクスポートしました。そのファイルサイズが338MB。
これを"PoseRay"で読み込もうとしましたが、またしても"out of memory"のエラーで読み込み不可。
再度、"metasequoia"で読み直して、今度は"metasequoia"の編集機能の一つ「頂点数を減らす」機能を使ってポリゴン数を減らしてファイルサイズを小さくすることを試みました。
最初にほぼ20%に減らしてみました。
この結果をobjフォーマットでエクスポートしました。ファイルサイズが85.8MBに縮小されました。
これを"PoseRay"で読み込みました。無事に読み込めました。
その最初のプレビュー画面。
拡大してエンジン部分を見たところ。
"metasequoia"でのサイズ縮小が上手く行ったので気を良くして、もう少し頂点数を減らしてみることにしました。
今度は10%にまで減らしました。エクスポートしたobjフォーマットデータのファイルサイズは42.6MBとそれなりに小さくなりました。
しかし、そのファイルを"PoseRay"で読み込んでみたところ、次のように縮小しすぎたのか画像に乱れが見えてきました。
そんなことで、超点数を約20%に削減したデータを使って、"PoseRay"で加工・データ変換を続けることにしました。
ヘッドライト部分に、他のハーレーダビッドソンのモデリングデータで使われていたレンズ画像をマッピングすることにしました。
そして、燃料タンクのサイドには、WEBで見付けてきたハーレーダビッドソンのロゴをマッピングしました。
これらの修正を終えて、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"での最終プレビュー画面。
これを"POseRay"から"POV-Ray"へエクスポートして、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.1unit=0.1mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Harley-Davidson Low Rider"を"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込む事が出来るようになりました。
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