2018年3月31日(土曜日)。4週間ぶりの琵琶湖です。前回(3月3日)と比べると驚くほど暖かくなって桜が咲いています。
今日の天気予報(沖島のある近江八幡市)。
天気が良く、風は弱く、朝方の冷え込み、寒暖差大。霜注意報まで出ています。おまけにヒノキの花粉も非常に多いという予報。スギ・ヒノキの花粉症を持つ私には辛い。
天気図もチェック。
日本海を通過する移動性高気圧の南に入ります。
今朝の志賀ヨットクラブのライブカメラで見た琵琶湖の湖岸の様子。
穏やか、東寄りの弱い風。
今日もJRで琵琶湖へ向かいます。休日土曜日のダイヤですが、いつもより30分ほど早く自宅を出ました。尼崎で新快速に乗り換え、京都から湖西線の普通で和邇駅までのルートです。
少し遅れ気味で9時35分頃、和邇駅に着きました。
農道沿いに歩いて志賀ヨットクラブを目指します。バックパックにトレッキングシューズの姿は、山行かと思われるスタイルで、「山ですか?」と問われることが多いです。
9時45分、農道から見た比良の山並み。
素晴らしい青空。山稜の中央辺り、琵琶湖バレースキー場の一部に残雪が見えます。
23日に今年最後の積雪があったようです。
9時55分、志賀ヨットクラブ着。
前回、バッテリーが不調で船外機のセルモーターが回らなかったのでチェックしてもらったら、バッテリーの劣化だと分かったので、ネットで同型バッテリーを購入し志賀ヨットクラブ気付けで配達してもらいました。そのバッテリーを今日設置しました。
今日は、風次第ですが沖島往復を目指します。天気予報と沖合の様子を見る限り風は弱そうなので、ジブセールはは90%セルフタッキングジブを避けて、110%レギューラージブを選択。
新しいバッテリーで、船外機のセルモーターが快調に回り、一発でエンジンが起動。
10時45分、出港。最終帰港予定時刻は16時です。
10時47分、振り返って見た志賀ヨットクラブ。
10時48分、進行方向に沖島。
浜の沖のエリを躱したところでセールを揚げました。風は北北東の極弱い風です。
10時54分。セーリングを開始したところ。
この風はこの後すぐに落ちて、縮緬皺が見えるスポットを繋ぎながら、風を求めてさまよいます。
気温は10度を少し超えた辺りですが、風が弱く日差しが強いので冬の寒さはありません。それでも風が来ると体感温度はぐんと下がりますから、寒がりのワイフは極厚のダウンジャケットを羽織っています。
11時16分、ジブが風を捉えました。
11時30分、早めの昼食。鮭のフレークを入れたおにぎりをパリパリの海苔で巻いたもの。ボイルしたウィンナソーセージと大根漬物。
11時36分、多分、志賀ヨットクラブから出てきた艇です。凪の中、南側を機走で東に向かって追い越してゆきました。ズームで寄せました。
こちらは凪に近い微風の中セーリングでがんばります。
11時49分、湖上から振り返り琵琶湖バレーに残った雪をズーム。
12時13分、東北東から弱いながら風が吹いてきました。
この風は安定してきて少しずつ力を増してくるようです。艇速を優先しクローズリーチで沖島より南の長命寺方向を目指すようになりました。
徐々に風が良くなり艇速も上がってきました。
12時42分、時速7.5km。
12時52分、時速8.5km。
12時56分、時速9.4km。
12時52分、観測塔を東に越える辺りから、風が強まり快調な走りになりました。
この辺りで、タックを繰り返して沖島を目指すより、このままダイレクトなコースで水ケ浜を目指すことにしました。長命寺から水ケ浜の湖岸が白くなっていて桜が咲いているのが視認できるようになったからです。
13時10分頃、沖島の南端が北に見える辺りに至ったところで風が急に弱くなりました。10分もすると風が東になり艇の速度も3km/hにまで落ちたので、船外機を始動して機帆走に切り替えました。
ほとんど無風に近くなった中、低速で水ケ浜に接近。桜が結構しっかり咲いています。
13時38分、水ケ浜の桜。
この後は、時間も残りが少なくなっているので、艇を北西に向け機帆走のまま沖へ向かいます。
艇速を上げると大きなジブがバタつくので、暫くは凪に近い中を中速のでのんびりと西を目指します。
5分ほどでエンジンカット、野洲川河口沖辺りの南西方向の湖面が横一線に黒くなって風がやってくる様子があります。
この黒い線は徐々に近くなってくるのですが、この艇の周りだけ取り残されたように湖面がのっぺりとして、セールのトップが捉える風は南から西へと方向が定まりません。
14時丁度、タイマーで計って風を入れたかのように南西の風が強まりました。ほぼクローズホールドで志賀ヨットクラブが目指せる風です。快調な走りです。
しかし、10分もすると風がかなり強まってきて、進行方向の南側ではポツポツと小さな白波が見え始めました。今日のジブは110%のレギュラージブですが、これとフルメインの組み合わせでは、私達軽量非力の夫婦ではヒールを抑え切りことができなくなる恐れがあります。
今回は、早めにジブを降ろしてメインセールだけにして強風を乗り切ることにしました。
14時31分、帰りのレグ、レギュラージブは降ろしてメインだけでセーリング。
最初はクローズホールドだったのですが、湖西に近づくに連れて、風が少し南に寄ってリーチングになりました。
この間の最高速度は、時速9.9km。
14時59分、志賀沖観測塔の南を通過。
15時20分、セールを降ろして、機走で志賀ヨットクラブへ向かいます。
15時29分、入港直前。南の風があって、セールを降ろしてもヒールします。
15時40分、入港着桟。
艇の片付けを終えて、16時50分志賀ヨットクラブを後にしました。
17時45分の京都行きの普通に乗り、山科で姫路行新快速に乗り換え、大阪で下車。阪急電車に乗り換え、塚口まで、帰宅は19時30分でした。
久しぶりに良い風で快適なセーリングでした。
今日の航跡(GPSのトラッキングデータから)を、Google Earthで表示しました。
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