2018年7月24日(火曜日)。Free3D.comからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ"Jeep by mahmed195"を"PoseRay"と"Metasequoia"で加工しデータ変換して、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"52-jeep.rar"、そのファイルサイズは13.8MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは、3dsとfbxとobj。この三種類ともに私のアプリ環境で使えるのですが、"PoseRay"と最も馴染みやすい3dsを選択しました。
"jeep.3ds"を"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
読み込み時のエラーなどはありません。しかし、materialの指定は全くありません。マッピング用の画像ファイルも付属していません。ですから色付けに関しては全て自前で行うことになります。
そこで他のJeepの車種でマッピングに使えそうなテクスチャ画像ファイルを見繕ってきました。
ラジエーターグルルのメッシュ画像。
ヘッドライトのレンズ。
バックライトのレンズ。
その他、パーツとして不足している部分に、他の車種から切り出してきた次の部品を追加しました。
ライセンスプレート。
ロゴ。
ワイパー。
ルーフキャリア。
そして、これはちょっと大変なのですが、裏返して見ると、外装はモデリングされているのですが、内装は全くデータがありません。
ウィンドウのガラス越しにシートやステアリングホイールくらいは姿が見えてほしいので、他のJeepの車種のデータから、内装部分を切り出してきて、追加することにしました。
"PoseRay"でスケール合わせと位置合わせをして、何とかそれらしく収まりました。
また良く見ると、フェンダーとボディの隙間が空いています。
ここは、フェンダーの外側部分の立ち上がりをそのままコピーして、内側にずらして位置合わせして隙間を塞ぎました。
このモデリングでは、次のように前輪が左に切られた状態になっていました。
最終的にライブラリデータとして保存する際に、私の場合、前輪が切られた状態より真っ直ぐな方が使いやすいので、そのように修正しました。
これらの修正追加の作業を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。その際の基準値として、この車種(多分Jeep Wrangler Unlimited)のホイールベースが2.945mなので、それを元に試行錯誤で比率を求めました。
そのスケール合わせ後の画像。
ここでのグリッドは0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化して、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Jeep by mahmed195"を"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。