2019年5月24日(金曜日)。琵琶湖でのセーリング。一昨日に丸一日掛けて艇の大掃除をしたところです。その時、あまりに爽やかな風と快晴で、乗艇したくてウズウズしていました。それがあったので、急遽、一日置いて乗りに来ることになりました。
今朝の天気予報。近江八幡市の天気予報を参照するのは、セーリングで出かけるのに、近江八幡市に属する沖島を目指すことが多いからです。
最高気温29度の予報です。乾燥注意報は一昨日と同様です。湿度が低いと、風が爽やかで作業で汗ばんでも汗の乾きが早く気持ちが良いです。
志賀ヨットクラブホームページで公開されているライブカメラで見た朝6時42分の琵琶湖の様子。
風がなく穏やかで快晴。
朝7時半に自宅を出て、いつものようにJRで湖西線和邇駅へ。
和邇駅から志賀ヨットクラブへは、田圃の中の農道を辿って徒歩で向かいます。
9時31分、農道から見た比良の山並みと田圃。
9時45分、志賀ヨットクラブに到着。
今日は、クラブに乗艇を待つ人の姿は皆無。私達夫婦一組だけの来訪かもしれません。
デッキ周りの出港準備を終え、すぐに下架してもらいました。
10時30分、出港。
今日のセーリング計画は、定番の沖島往復です。うまく行けば沖島周回、あるいは沖島周辺に到達したら引き返す、あるいは条件が悪ければ沖島には到達せず途中から引き返すというような計画です。つまり、風次第の計画ということです。
10時30分、出港直後、志賀ヨットクラブ。雲ひとつない快晴。
沖島方向。湖東の湖岸には霞がかかっています。湖上の空は雲ひとつ無く晴れ渡っていますが、伊吹山や奥琵琶湖の山々は霞んで見えません。
エリの外へ出て5分ほど機走してセールを揚げました。今日は風が弱い見込みですから、ジブは操作が簡便な90%のセルフタッキングジブではなく、面積の大きな110%レギュラージブをセットしました。
風は北東の超微風、湖面にほとんど波がありません。ポートタックのクローズホールドで、沖島より少し南に向かうコースになりました。
10時49分、出港後20分、微風ながら安定してほぼ沖島を目指しています。
11時0分、左舷後方に比良の山並み。雲ひとつない快晴。
11時27分、風がほとんど無く、湖面が滑らか。
11時33分、北北東の風が少し良くなり、志賀沖観測塔の南を沖島へ向かうところ。
11時45分ごろから、風が少し良くなり、艇速が時速6km、徐々に7kmへと上がってゆきます。
11時55分から、ガスコンロでお湯を沸かしながら昼食の準備。スープ代わりのカップヌードルが出来たところで、持参のお握りなどの昼食です。
昼食の準備を開始する前から、奥琵琶湖方向から沖島西岸寄りを「うみのこ」が南下してくるのが見えていました。こちらの艇速が上がって来たので、余裕を持って「うみのこ」の進路を横切れます。
12時0分、左舷後方に「うみのこ」。
12時5分、昼食。
12時6分、艇速が上がって時速8.0km。
12時28分、この日一番の風で沖島の南西沖に接近中。
12時33分、沖島水道にこのまま入ろうかというところで、風ががくんと落ちました。水道内で風が落ちると厄介なので、ここでタックして湖西岸へ戻ることにします。風が落ちたのは、沖島の南水域だけではなく、見渡せる範囲湖面全体のようです。
12時35分、タック。
艇を北西の北小松方向へ向けます。北北東の風、スタボータックのリーチングです。しかし、風は暫く弱いままで、艇速は3.5km/h。
12時49分、右舷に見える沖島全景。タックして15分経っているのに、まだそこに見えます。
12時50分頃、北北東の風がほんの少しですが良くなってきました。
12時54分、沖島南西沖でタックしてから約20分。北小松方向を目指します。
12時56分、右舷前方に白鬚と沖島西端。午後になり、湖岸の霞が取れて、奥琵琶湖も含め周辺の見通しが良くなりました。
右舷後方に沖島水道。
この後、約1時間ほどは、北〜北北東の微風ながら程良い風が安定して続き、波の無いフラットな湖面で効率良く艇が走ります。
時速6.5km〜9.0kmで気持ち良い帆走。
13時9分、艇速8.5km/h。
14時丁度、近江舞子沖で風がパタリと止まりました。
14時1分、近江舞子沖。風は止まりましたが、ついさっき迄の風の波は残っています。
非常に弱い風が北〜北北西から来ているので、セールのトリムはそのままに、艇を西南西に向けて、その時点で風域が見える南の湖岸に近づけようと努力します。艇速は2.5km/h。
14時40分、志賀沖観測塔の周辺に風域が見えるので、ジャイブして艇を南に向けます。
なかなか風は捕まりません。
14時52分、凪の最中、高速モーターボートが爆音を轟かせて走り抜けます。
暫くこの凪が続きます。
15時14分、凪の中、風を求めてなんとか南へ向かおうと努力します。
15時20分、やっと北東の風が来て、艇速が少し上がりました。
15時21分、今日は大半ティラーを握っているワイフ。
15時31分、南東に志賀沖観測塔を見て南下。
15時33分、西の湖岸近くから風が無くなってゆく様子が見えるので、早めにジャイブして志賀ヨットクラブを目指します。良い風が続いていたら、志賀沖観測塔よりできるだけ南に下っておいて、それからジャイブし、アビームリーチで志賀ヨットクラブを目指す積りでしたが。
15時36分、この時点では追手気味のリーチング。
15時39分、何とか帆走で帰ろうとリーチングで頑張ります。
岸寄りには風がないのが見えています。進むほどに風が弱くなってゆきます。
15時41分、この時点で風は北西になり、セールのトリムはクローズリーチ。何とかまだ進んでいます。
ますます風が弱くなってきます。
15時50分、風がなくなりました。
帆走は諦め、機走に切り替えます。セールを降ろし、フェンダー、舫いロープを右舷にセットして入港の準備。
16時8分、入港着桟。
クラブハウスにも爽やかな風が通っています。
クラブハウスのテーブルで一休みし、今日は艇のデッキの後片付けの後で、シャワーを浴びてさっぱりとしました。
17時30分、クラブを後にしました。
17時36分、和邇駅へ向かう農道から見た比良の山並みと田圃。
18時2分和邇駅発の京都行普通電車に乗り、山科で乗り換え、大坂で下車。阪急で塚口まで。
帰宅したのは20時丁度。
今日は、自宅周辺も、琵琶湖周辺も、一日中、ほとんど雲を見ない快晴の一日でした。琵琶湖の風も爽やかでのんびりと気楽で快適なセーリングを楽しめました。
今日のセーリングの軌跡。ハンディGPSのデータをGoogle Earthで表示。
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