2019年11月30日(土曜日)。11月9日以来の琵琶湖でのセーリングです。今日で今年15回目の琵琶湖行です。2月、3月、7月、8月の4ヶ月は乗っていないので、私達夫婦のスケジュールからは、15回は良く行っている方です。
今朝の大津市の天気予報。
近江八幡市の天気予報。セーリングの目的地を沖島にすることが多いので、湖東の天気予報が役に立ちます。
今朝(7時6分)、志賀ヨットクラブのライブカメラで見た琵琶湖の様子。
琵琶湖の北東部では風がやや強く、午後には晴れ間が広がりそうですが、最高気温は10度の予報ですから、湖上では10度未満でしょう。寒さ対策が必要です。
いつもの通りJRで湖西線和邇駅まで。7時半に家を出て、尼崎駅で新快速に乗り、京都駅で湖西線普通に乗り換え、和邇駅着が9時35分。
駅前は、風があって結構寒く、手袋を出しました。農道沿いに志賀ヨットクラブまで歩きます。
比良の稜線には雪が見えました。
今日は、いつものコンデジを忘れてきたので、以下の写真はスマフォで撮ったものです。
9時48分、稜線下200mくらいに薄っすらと雪が付いています。
志賀ヨットクラブのホームページで、昨日、比良の山並みに今年の初雪が見られたとの情報がアップされていましたが、昨日の雪は午後には消えて、今朝の雪は夜間に降った二度目の雪のようです。
9時50分、琵琶湖バレーあたりをズーム。
稜線沿いは雪、裾野は紅葉。
10時丁度、志賀ヨットクラブに到着。
早速、陸置きの艇に上がってセーリングの準備を始めました。土曜日ですが、スタッフ以外の人影は見えず、静かです。クラブハウスの暖炉に火が入っていて暖かです。
陸置きの艇のデッキから沖を見ると、湖央から東にかけて波が高く北から南に向かう白波が見えています。湖岸近くの風は弱めですが寄せてくる波はかなり高いです。
曇り空、気温は7度、沖合はかなり風が強くなりそうなので、今日は厳重な防寒対策。
私は、上は、ユニクロのヒートテックの下着、薄手のインナーフリース、厚手のフリース、ライフジャケット、ウィンドブレーカー、下はフリース裏地付きのワークパンツ、その上に着なくなったスキーウェアのパンツ(これが防水性あり透湿性もあって中綿入りで暖かい)。頭は、キャップの上からイヤーバンド、その上にヘルメット。手袋は通常のセーリンググラブ。
ワイフは、重ね着の最後に大サイズのダウンジャケット、下は重ね着の上からゴアテックスのレインパンツ。ツバ広の完全防水レインハット、手袋はゴアテックスのスキー用。
10時50分、下架、港内の桟橋に舫い。
船外機は一発で掛かりましたが、直ぐにストンと落ちてしまいました。全体が冷え切っているのでしょう。2度目の起動も一発で掛かり、直ぐに回転音が滑らかになり安定しました。
10時55分、出港。今日も目的地は沖島、最終帰港予定時刻は15時30分で出港届を出しました。
11時2分、セール揚げ作業開始。波はかなり高く機走するバウが大きく波を叩くこともあるほどなのですが、風は弱いです。しかし、直ぐ沖に白波が見えているので、メインセールはワンポイントリーフにし、ジブは90%のセルフタッキングジブにしました。
11時7分、ポートタックのクローズホールドで東北東方向へセーリング開始。
湖岸近くは風向が不安定で、波だけは高いので小型艇は何とも走らせにくい条件です。艇速は4〜6km/h。
11時22分、風向が急に後方に回り西の強風。艇を少し北に回し、セールを出してリーチングで北北東へ。艇速は一気に10km/h強に。
しかし、この西風のブローはほんの2分間だけ。風向は再び北北東に戻り、クローズリーチで東に向かいます。風は所々に小さな白波が見える程度で安定し、ワンポイントリーフメインでの艇速は7〜10km/hで快走。
元の志賀沖観測塔のあった辺りから東へのほぼ4km辺りまでの間の湖上は、北から南への強風で白波が一杯。北東遠くからの波と、この辺りの北からの強風による波とが重なって、ヒールとウェザーヘルムが強くなった時にバウが波を叩いて、2度ほどかなりのスプレーを浴びました。防寒対策をしっかりしておいて助かりました。
この間ピッチングが激しかったのですが、それでも艇速は瞬間の最速で12.8km/h。
志賀ヨットクラブから8kmくらいになった頃、風が落ち着き、白波もほぼ見えなくなりました。
12時1分、伊吹山方向。コンパス60度。
いつものカメラ(片手に収まり全て片手で操作できるコンデジ)なら、結構強い風のときでも片手でズーム撮影、動画撮影も出来るのですが、今日はそのカメラを家に忘れてきたので、急遽スマフォで撮っています。持ちにくいしシャッタータッチの際にブレるし、ズームの片手操作は殆ど不可能だし、最悪です。
12時1分、ブームの向こうに沖島の南端と沖島水道の入り口。
12時1分、左舷遠くに近江舞子から白鬚。
12時2分、左舷後方に比良の山並み。
順調に沖島北端を目指します。風が徐々に弱まって、波も小さくなってきました。。
12時29分、沖島北西端沖。
12時33分、沖島北岸沖。
12時37分、タックして帰りのレグに。北の風、スタボータックのリーチングで、ヒールも少なく安定して走ります。
12時50分、北の遠くを見ても再び強風が来る様子がないので、リーフを解除してフルメインに。
13時1分、リーチングで志賀ヨットクラブを目指し快走。
この後は、時折の風の強弱で、艇速は5〜11km/hと変化はあるもののリーチングで快走。殆どコース変更すること無く真っ直ぐに志賀ヨットクラブへ向かいました。
13時1分、後方の沖島と沖島水道入り口。
13時1分、視界が良く、西の比良の山並みがくっきり見えます。
13時2分、メインハリヤードに重なる方向に琵琶湖大橋。
13時15分、マストの上方。雲が消え青空に。その分デッキが暖かくなり過ごしやすくなりました。
13時35分、太陽の方向に琵琶湖大橋。
13時36分、比良の山並みと青柳浜に重なる元・滋賀沖観測塔跡のブイ。
14時8分、セールを降ろし機走で志賀ヨットクラブへ向かいます。
14時15分、入港前の比良の山並み。
14時20分、入港着桟。
上架をクラブのスタッフにお願いし、暖炉が燃えて暖かいクラブハウスで、クッキーでお茶の休憩。クラブハウスの女性スタッフに淹れてもらった緑茶が冷えた体にはとても温かくて感じられて美味しかった。
ゆっくり休憩し、着替えて、艇の後片付け。
15時45分、クラブを後にしました。
15時51分、傾いた日の光が僅かに残る比良の山並み。
和邇駅16時30分発の京都行に乗り、堅田で姫路行新快速に乗り換え。
大阪駅で下車、阪急で塚口へ。
18時、帰宅。
今日は風が良く快適に走って楽しかったのですが、やはり寒かったです。
今日のセーリングの軌跡(GPSのデータをGoogle Earth Proで表示)。
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