2020年6月30日(火曜日)。TurboSquid.comからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ、"1995 Honda Integra Type R"を、"PoseRay"でデータ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
TurboSquid.comのダウンロードページのキャプチャ画像。
今回提供されている3Dデータのフォーマットはobjです。ダウンロードファイル名は"Honda_Integra_Type_R.rar"、そのファイルサイズは4.54MB。
アンパックして出来たobjフォーマットデータが複数ありました。そのファイルリスト。
ファイル名から推測して、車体のデータと思えると、左右前後の4組の車輪と思えるデータがあります。
まず車体と思えるobjフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面。
読み込み時のエラーなどはありません。思ったとおり、車輪はありません。
4組の車輪と思えるデータを読み込んでみます。
まず左サイドの前輪。
他の3組も思った通りのデータでした。
車体データを読み込んだ後に、4組の車輪を個々にMergeしたのですが、4輪の所定の位置にMergeされず、座標軸の中央に読み込まれましたので、4輪ぞれぞれを所定の位置に移動させるのが結構手間でした。移動は、"PoseRay"のGroupsタブ内にあるTransform機能を使って自在に可能です。
車体のデータは出来たのですが、車体各部のパーツのmaterialに関しては、全く指定ができていなくて一色です。
同梱されていた複数のテクスチャ画像ファイルは、そのファイル名がmaterial名と対応していましたので、マッピング用のファイルの対応付は容易でした。UVマップ情報はobjフォーマットデータに含まれていましたので画像ファイルを対応付けるだけで、マッピングが出来上がりました。
ナンバープレートがモデリングされていないので、手持ちのライセンスプレートの部品オブジェクトを追加することにしました。昨日アップしたホンダ・シビックタイプRと同様に、このインテグラタイプRも右ハンドルです。そこで、これにも日本のナンバーを付けてみることにしました。
こんな具合です。
これらの修正・追加の作業を終え、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを、"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"1995 Honda Integra Type R"を、"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
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