2020年7月31日(金曜日)。Animium.comからダウンロードした自動車の3Dモデリングデータ、"Nissan Skyline"を、"PoseRay"で加工・データ変換し、"POV-Ray"でレンダリングしました。
ダウンロードページのキャプチャ画像。
ダウンロードファイル名は"Nissan_skyline.rar"、そのファイルサイズは3.31MB。アンパックして出来た3Dデータのフォーマットは、maxとobjの2種類。私のアプリ環境で使えるのはobjフォーマットの方です。
そのobjフォーマットデータを"PoseRay"で読み込みました。
その最初のプレビュー画面では、画面上に何も現れません。
materialを確認すると、ほとんど全てのmaterialのTranslucencyの値が最高値の100になっていて、透明で見えない状態になっていました。
このTranslucencyの値を0(ゼロ)に変更した後のプレビュー画面。
大きな矩形の中に、小さな箱があるだけで、自動車は見えません。この矩形と箱はそれぞれgroupとして特定できましたので、これを削除してみました。
すると、小さな点状の物体があることだけが分かりました。プレビュー画面の中央に大きく見えるように、Previewタブ内にある[Re-center camera]機能を使ったところ、プレビュー画面が次のようになりました。
やっと"Nissan Skyline"の本体が見えました。
形状的には、問題はないようです。
ただ、モデリングされているライセンスプレートにマッピングするつもりで準備したライセンスプレートの画像ファイルがUSスタイルなので、右ハンドルを左ハンドルに変更することにしました。
モデリングされていた原データから、次のgroupを抜き出し、左右を反転させました。
ハンドルのある部分のgroup。
エアインテークのあるボンネット部。
これらを"PoseRay"のGroupタブ内にあるTransform機能を使い、x軸に対し-1倍するという操作で左右を反転させました。
ライセンスプレートは、次のように前部・後部とそれぞれ別のgroupとしてモデリングされていました。
これに対し、次の画像ファイルをマッピングしました。
これらの修正を行い、表示位置・表示サイズを調整した"PoseRay"の最終プレビュー画面。
これを"POV-Ray"へエクスポートし、"POV-Ray v3.7"でレンダリングしました。
その画像。
上の画像をクリックすると大サイズ(1600*1200)画像を表示
このエクスポートされた"POV-Ray"シーンファイルを元に、"POV-Ray"での1unitが1mになるようにスケール合わせを行いました。
その画像。
ここでのグリッドは、0.5unit=0.5mです。
スケール合わせ後の"POV-Ray"シーンファイルをincludeファイル化し、プライベートな"POV-Ray"オブジェクトライブラリに保存しました。これで、この"Nissan Skyline"を、"POV-Ray"の部品として何時でもシーンに組み込むことが出来るようになりました。
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